支持率ついに3割割れ 自民党議員「岸田首相のNY演説は嫌な予感しかない」

失速が止まらない

岸田文雄首相の「凡ミス」が続いている。安倍晋三元首相の「国葬」開催や旧統一教会と自民党議員の関係などをめぐり、首相の説明に納得がいかない人々が続出。内閣支持率は急落し、起死回生の策に思案を重ねるものの、次もまた不発に終わるという悪循環に陥っているのだ。内政から外交までアドバイスを請うてきた安倍氏を失い、もはや独断で突き進む「裸の王様」になりつつあるとの声も漏れている。

岸田政権の失速が止まらない。毎日新聞が9月17日・18日に実施した世論調査によると、内閣支持率は8月から7ポイント下落の29%となった一方で、不支持率は10ポイントも上昇し、64%に達した。

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支持率が比較的高くあらわれていたNHKでは昨秋の政権発足以降、5割超の支持をキープしてきたものの、安倍氏死去後の8月調査からは4割台に落ち込み、9月9日〜11日の調査の支持率は40%。7月調査から見れば、19ポイントもの下落だ。朝日新聞の調査(9月10日・11日)でも支持率は41%、不支持率は47%と初めて不支持が支持を上回っている。

支持率急落の要因は、首相が世論を見誤り続けている点にある。9月27日に開催される安倍氏の「国葬」は、7月8日の死去から6日後に岸田氏が開催を判断した。実施自体に世論の賛否は分かれ、開催の法的根拠を疑問視する人も存在するが、国民の中に不信感が募るのは首相の説明力不足にある。

 

NHKの調査で国葬を「評価しない」は57%であるものの、政府の説明が不十分だとしている人は72%に上っている。朝日新聞でも国葬への反対が56%に上り、首相の説明に納得できない人は64%と高い。自らの特長に「聞く力」をあげ、菅義偉前政権の新型コロナ対策をめぐる発信力を批判してきた岸田首相が国民とのコミュニケーション不足という失態を犯しているのだ。

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