2022.09.26
# 野球 # スポーツ

ほとんど笑ったことはなかった…!長嶋茂雄がファンには決して見せなかった、「苦悩と素顔」

大きすぎたV9の代償

監督は、ファンの前では笑顔を絶やしませんでしたが、僕の前ではほとんど笑ったことがありません。巨人軍は、常に勝たなければならない。

そんな宿命を背負いながら、家に帰ってからも選手の起用法や次の試合の作戦を考え続けていたと聞きました」(巨人軍のスコアラーとして第二次長嶋政権を支えた三井康浩氏)

今年9月6日の午後、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(86歳)が都内の病院に救急搬送された。

軽い脳内の出血が原因で、意識はしっかりしているというが、'04年に脳梗塞を患って以降、懸命なリハビリを続けていただけに、ファンからは心配の声が上がっている。

 

しかし、選手やスタッフとして長嶋を間近に見てきた者ほど、「今回もミスターは乗り越える」と信じて疑わない。

なぜなら長嶋は、監督時代、想像を絶するほどの大きな苦悩を経験し、それに打ち勝っているからだ。

'74年10月、長嶋は「わが巨人軍は永久に不滅です」という名言を残し、輝かしい実績とともに現役を引退。直後の11月に名将・川上哲治の後を継いで第10代巨人軍監督に就任した。

実は長嶋はその時、監督の座に就く気はなかったのだという。

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