2022.10.01
# エンタメ # ドラマ

【豪華対談】有森也実×永山耕三×鈴木涼美 『東京ラブストーリー』で”あの伝説シーン”が生まれたワケ

『東京ラブストーリー』は月9ブームの火付け役にして、恋愛ドラマの金字塔だ。自由奔放なリカと優柔不断なカンチの恋模様や東京の暮らしは当時の若者たちにとっての憧れだった。その制作秘話をディープピープルが明かす。

有森也実/'67年、神奈川県生まれ。'87年の映画『キネマの天地』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。現在はフリーで活動。「萩原朔太郎大全2022」記念映画『天上の花』(2022年12月より新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペース他全国順次公開)に出演

永山耕三/'56年、東京都生まれ。本作のほか、『ひとつ屋根の下』『ロングバケーション』など月9ドラマを中心に数多くのヒット作の演出を手がけた

鈴木涼美/'83年、東京都生まれ。AV女優、日本経済新聞社記者を経て、現在は作家として活動。著書『ギフテッド』が第167回芥川龍之介賞候補に選出

今も話題になる「伝説の作品」

有森 間違いなく『東京ラブストーリー』は私の代表作といえる作品です。当時23歳で、まだまだキャリアが浅い女優だった私が、30年以上経ってもこうして話題になる伝説的な作品に出演できたのは幸運なことだったと心から思います。

鈴木 主人公の赤名リカは自分の意思をはっきりと持って、主体的に行動する新しいタイプの女性で、彼女を演じたのは鈴木保奈美さん。

リカに振り回される「カンチ」こと永尾完治役が織田裕二さん、カンチの幼馴染で遊び人風のイケメン・三上健一役が江口洋介さん、そしてカンチと三上の間で揺れ動く関口さとみ役が有森さんです。

'90年代のドラマ界を席巻した大物ばかりですけど、当時はまだ皆さん20代前半で新鮮な顔ぶれだったんですよね。

 

永山 ええ、『東京ラブストーリー』はすべてにおいて「若い」作品なんです。この作品の演出を務めた当時、僕は34歳でした。

制作プロデューサーの大多亮(現・フジテレビ専務取締役)は33歳だし、美術など現場のスタッフもみな若くて、怖いもの知らずの現場だったんです。

いまでは名脚本家として知られる坂元裕二も23歳で、連ドラは『同・級・生』に続いてまだ2作目。キャスティング含め、新しいことに挑戦しようという気持ちに溢れていました。

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