【前編】「社員が大量に退職…銀行支店長が「女子ボス」の嫌がらせを見て見ぬ振りした「驚愕のワケ」」で見た通り、銀行の支店に勤める課長の男性、荒川さんは職場のベテラン女性、小笠原さんが派遣社員の人たちや新入社員に嫌がらせをしていて困っていると、新しい支店長の佐野さんに相談します。
しかし、佐野さんは、解決に前向きな態度を取らず、小笠原さんの肩を持つ言動をしたのです。それがいったいなぜなのか、お伝えします。
支店長と女子社員の意外なつながり
小笠原さん、実はこの支社ができた30年ほど前から働いている人で、入社してすぐに社員歓迎会で本社の専務に気に入られて、頻繁に連絡を取り合うほど、仲が良かったそうです。
小笠原さんは、普段から専務との関係性を自慢し、自分を「専務の特別な教え子」と吹聴して回っていました。

新しく来た支店長の佐野さんは、銀行本部で働いていたとき、専務と同じ部署の先輩・後輩関係にありました。休日はよく遊びに行く師弟のような関係で、専務には頭が上がらず、そのせいか、専務と懇意にしているという小笠原さんに口を出すことができず、むしろ彼女を守るような行動までしていたそうです。
その後も、小笠原さんの嫌がらせは止まることがありませんでした。