レイプ、虐殺、禁固刑…「ミャンマー軍政」エスカレートする人権侵害明の残忍な実態

果たしてこれは組織的な犯行なのか

ミャンマー軍や警察による市民への人権侵害行為が止まらない。

反軍政を掲げる独立系メディアの最近の報道からは、兵士による障害者女性や10代の少女へのレイプ、市民の焼殺や銃殺などの殺人行為、反軍政で逮捕した市民やジャーナリストへの過剰な禁固刑判決など、残忍かつ容赦のない実態が明らかになっている。

これらが、ミン・アウン・フライン国軍司令官ら軍政トップによる組織的な人権侵害なのか、治安維持にあたる地方などの現場による独自の判断なのか、それとも兵士や警察官など個人的な犯行なのかは判然としない。

だが、無抵抗、無実、非武装の一般市民、治安部隊と戦闘を繰り返す武装市民、国境付近で軍と戦闘を続ける少数民族武装勢力に対し軍政が厳しく処断しようとしていることだけは確実で、ミャンマー情勢はますます混迷の度を増している。

知的障害者女性を集団レイプ

8月27日、北西部ザガイン地方域カニ郡区タイエットピン村を軍の兵士約100人が武装占拠した際、多くの住民は郊外に避難したが、1軒の民家に40代の女性とその両親が取り残されていたのを兵士が発見した。村全体が兵士によって包囲されたため逃げ場を失ったとみられている。

Myanmar NOW
 

同日午前11時ごろ、民家に押し入った兵士らは両親に家の中に止まるよう要求。その後40代の女性は外に連れ出され、その場で複数の兵士からレイプされた。この被害女性は知的障害者だったと地元住民は証言している。

レイプ後、この女性を診察した地元の医師によると「内部検査はできなかったが、この女性の私的部分に傷害が認められ、膝と肘の怪我は彼女が抵抗したことを示している」との診断結果を明らかにし、緊急避妊薬を投与したと述べた。

被害女性とその家族はほとんど事案の内容を話さず、地元住民と医師の証言でこの非人道的なレイプの実態が明らかになったと、独立系メディア「ミャンマー・ナウ」が9月10日に報じた。

関連記事