2022.09.23

500万円をインデックスファンドに突っ込み「絶望」した55歳男性、その「根本的な間違い」

新屋 真摘 プロフィール

Nさんのように50代の場合は、資産を貯めるステージから取り崩しのステージへ移行していく準備が必要です。退職時期や退職金の額、年金をいつから受給するかなど、複雑な課題が待ち構えています。登山でも登りより下山でのケガが多いように、資産を貯めて増やすよりも、取り崩していくことのほうが難しいものです。

今はインターネットで検索すれば、ライフプラン表やキャッシュフロー表がダウンロードできますのでご自身で作成することも可能です。

 

リスクと上手に付き合って長期的な資産運用を

(3)投資商品の値動きの幅を理解する(リスクを知る)

「期待リターン」とは投資家がある資産について、将来にわたる運用から得ることが期待できる平均的なリターンをいいます。一方「リスク」とは「リターンの振れ幅」のことです。よくリスク=「危険」と思いがちですが、投資でいう「リスク」はお金が増えることもあれば損をする場合もあることを意味しています。「リスク」と「リターン」は表裏一体なので、ハイリスクであればハイリターンが期待できます。ローリスクであればリターンも小さくなります。

自分の投資している金融商品の値動きを知ることは、運転している車の速度を知ることと同じようなことです。家族を乗せて安全運転していると思っていたら、時速150kmで走行していたというようなことが、投資でも起きがちです。

特に周りがやっているからという理由で投資を始め、投資の人気ブロガーだけを参考にしたり、売れ筋ランキングで見たままに投資商品を選択したりした場合、その値動きの幅がどれくらいなのかを想定できていない、つまりリスクを把握していない場合も多いです。そうした場合はNさんのように損失が出ると狼狽し、想定したリターンを得る前に手放してしまうことに繋がります。

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