2022.09.23
# 政局 # 韓国

韓国国民を唖然とさせる、政権与党「国民の力」の“イタすぎる内輪揉め”

これも「超ネット社会」の闇なのか

積もり積もったわだかまり

韓国の政権与党内部でドロドロしたドラマが繰り広げられ、韓国国民を唖然とさせている。

登場人物は、 李俊錫(イ・ジュンソク)元国民の力代表(37歳)、国民の力党の親尹(尹錫悦派閥)の議員たち、そして尹錫悦(ユン・ソンヨル)大統領などだ。権力闘争をテーマにしたドラマのあらすじはこうだ。

2021年6月、国会議員に当選経験のない36歳の政治家李俊錫氏が、保守党の代表に選出されるというセンセーションを巻き起こした。朴槿恵大統領の弾劾以後、文在寅政権の積弊捜査で満身創痍となった韓国最大保守党「国民の力」は、党のイメージチェンジのために戦略的に、クリーンでフレッシュなイメージが強い青年政治家、李氏を選択したのだ。

Gettyimages

インターネット世論に敏感な李氏の活躍によって、国民の力は20代30代の若い男性支持者を確保し、彼らは22年3月の大統領選挙でも強力な友軍になってくれた。

ところが、大統領選挙運動の過程で、李氏は尹錫悦候補の選挙キャンプ側とことあるごとに対立し、自身のフェイスブックに内輪揉めの状況をリアルタイムで中継した。また、メディアに出演すると、「このままでは尹候補の当選に向けた選挙支援はできない」と断言した。

 

党代表が自党大統領候補の選挙運動をボイコットする希代の事件は連日メディアを賑わし、党内問題が選挙に影響を及ぼすことを憂慮した「国民の力」議員たちは、李俊錫党代表の弾劾を決議した。しかし、最後の最後に、尹錫悦候補が弾劾に反対し、李代表は劇的に蘇る。

結局、大統領選挙では0.7%という僅差で尹錫悦候補が勝利し、李俊錫氏は最年少与党代表という記録を打ち立てた。たが、選挙期間中に積もり積もった両者のわだかまりは、尹錫悦大統領就任後も解消されることはなかった。

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