2022.09.29
# 人間関係 # 働き方 # ライフ

「成功者とつきあうと自分も成功する」は真実か

その働き方、あと何年できますか?(4)
ベストセラー『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』から10年、前作では正しく頑張る方法を提案した。新刊『その働き方、あと何年できますか?』では、いよいよ進むべき方向が正しいか見直し、会社でも自営でもより幸せな働き方ができるよう提案している。必要なのは「労働生産性」でなく「自己生産性」。自己生産性を上げるヒントを本書から紹介する。その中で、著者の木暮さんが重視しているのが、成果が出る人と出ない人の違いがどこにあるかということ。この回から、あなたの努力と能力を最善の結果に結びつけるポイントをアドバイスします。

大谷翔平やジョーダンの側にいたら成功できるか?

自分が普段つきあう人たちの年収の平均が自分の収入になる、という話を聞いたことがあるでしょう。親しくつきあっている友人・知人の年収が1億円であれば、自分の収入もそこに近づいていきます。逆に、年収が低い人たちの中にいると、自分の収入も低くとどまります。

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年収が低い人たちの中にいて自分の収入が低くとどまるのは、「運気が下がる」とか「相手が疫病神」とか、そういう話ではありません。

収入が低い人たちは、収入が低くなる考え方と行動をしているから収入が低い。そして、その人たちと同じ時間をすごしているということは、自分も徐々にその考え方と行動に染まり、同じようなことをしてしまうから収入が低くとどまる。

一方で、成功している人たちの中にいると、成功者マインドと成功する方法を直に学ぶことができ、自分の基準が変わる。だから成功者の近くにいると、自分も成功できる。

と、よく言われていますが、ぼく自身この説明ではいまいち納得できませんでした。周りにいる人が成功していたら自分も成功するのだとしたら、大谷翔平やイチロー、マイケル・ジョーダンと一緒に練習していた人は、みんなそのレベルに達していないといけないはずです。プロスポーツ選手で落ちこぼれる人がいることの説明ができません。

プロスポーツ選手はその分野で超一流の人たちが集まっているはずです。その中にいたら成功者に囲まれていることになりますね。当然練習方法もわかるし、考え方も取り入れられるはずです。でもドロップアウトする選手はいます。それが説明できない。

成功者の中にいると、たしかに自分も成功できるようになる。この点はぼく自身、身をもって経験しました。しかしそれは成功する方法を直に教えてもらえるからではなく、基準が変わるからでもない。ぼくが思うに、成功者の中に入って成功できるのは、自分でも気づかないレベルの些細な「シナリオ」が変わるから、そして自分が結果を出すために「よかれと思ってやること」が変わるからです

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