2022.09.27

習近平が「米国排除」へ…! “ロシア“弱体化”のウラで「反米同盟」強化で、日本、韓国、シンガポールが「中国と決別する日」…!

9月15~16日に行われた上海協力機構(SCO)首脳会議(サミット)では、習近平が2年8ヵ月ぶりに中国をはなれて外遊に出たこと、プーチンが習近平と会談することで注目を浴びたが、じつは“本当の注目点”はそこではない

今回のSCOにおいては、いま習近平の焦りが如実に明らかになった点が重要だ。

習近平の肝いりで、党規約にまで盛り込んだ「一帯一路」プロジェクトが資金ショートでとん挫し、また「債務の罠」という批判を国際社会から浴び、チャイナ・マフィアがプロジェクトに入り込んでオンライン詐欺や麻薬密売、人身売買にも利用されているということが暴露され、そのイメージは落ちるところまで落ちた。

これを立て直すことが、いま習近平にとっては権力維持のために必要なのだ。このため、習近平は昨年の国連総会で打ち出した「グローバル発展イニシアチブ(GDI)」と一帯一路をセットにすることで、今回そのイメージを挽回しようとしているわけだ。

いまいったい何が起きているのか。そしてこれからどうなるのか。その最前線をレポートしよう。

焦る習近平 photo/gettyimages
 

SCOサミットで「打ち出した中身」

SCOサマルカンドサミットにおいては、この一帯一路の中核に中央アジア五ヵ国を置くことを打ち出し、以下を打ち出した。

(1)人類運命共同体という習近平のスローガンをサマルカンド宣言に入れ込み、国連の持続可能な発展目標とリンクさせ、中央アジア五カ国首脳から支持をえた。

(2)一帯一路の枠組みの中で中国と中央アジアは交通インフラ協力を積極的にし、中国・キルギス・ウズベキスタン鉄道建設協力の備忘録に調印。

(3)さらに一帯一路の枠組みで健康シルクロード、デジタルシルクロード、脱貧困ロードなどを建設していき、グローバル統治の新たな模範とすること。

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