「性交渉の意識の違いは、浮気の原因に多いです。特にセックスレスの夫婦の場合、別にパートナーを持っている人も多いです」と語るのは、浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の山村佳子さん。

男性と女性では、性交渉の目的は違うといわれている。一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターが行った意識調査「日本人の性交渉の経験・頻度・目的の現状」 (2020年)に「あなたが性交渉をする目的はなんですか?」という質問がある。そこから男女差が顕著だった回答をピックアップする。まずは、「(性交渉の目的は)性的な快楽のため」と答えた男性は69.8%もいたが、女性は24.4%と約3倍の差がついた。「相手に求められるから(性交渉をする)」と答えた人は、男性7%・女性27.8%と約4倍だった。女性の方が多かった回答は、「ふれあい(コミュニケーション)のため」で男性37.1%・女性は45.1%。そして「子供が欲しいから」男性19.7%・女性26%だった。

山村佳子さんのもとに相談に来た今回の依頼者はパート勤務の花乃子さん(38歳)。結婚8年の夫(38歳)の外泊が多いので私たちに相談に来た。

花乃子さん夫妻は高校の同級生で、夫は高校時代のアイドルだった。前編「高校時代のアイドルだった同級生を射止めた女性が、8年後夫の浮気に苦しむ「原因」」では、花乃子さんが17歳の頃から片思いに始まり、アプローチをし続けたなかで30歳でやっと結婚したこと。二人の間には、息子7歳と娘5歳がおり、夫は家事も育児も積極的に行っていること。ただ、花乃子さんが性交渉に強い嫌悪感があり、「どうしてもさせてほしい」と頼む夫を何度も拒んでいるなど、調査に至るまでの経緯を紹介した。

夫は家事育児も共にしようとするいい夫で、花乃子さんも夫のことが大好き。しかし性行為そのものに嫌悪感を持っている。一体どうしたら解決するのだろうか。

山村佳子
私立探偵、夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリングを持女性探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。
リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/
 

学校のスターだったことが今でもわかる容姿

夫は毎日遅いので、相談を受けた翌日の朝からスタートしました。都心まで45分程度のベッドタウンの建売住宅がご夫妻の住まいです。3階建ての家で1階のガレージには夫の趣味で購入したという、大きな4WDの車が置いてありました。

7時30分に家から出てきた夫は、想像以上にカッコいい。明らかに胸板が厚く筋肉の盛り上がりがある体をカジュアルな雰囲気のセットアップスーツに包み、バッグはイタリアブランドのオシャレなもの。マスクをしておらず、整った顔であることがわかります。
夫は高校時代、サッカー部の主将で成績優秀、学校を代表するスターだったことがよくわかります。

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家を出るといきなり走り始めてびっくりしましたが、必死でついて行きました。これは探偵を警戒しているのではなく、朝のジョギング的な感じでした。駅に到着すると、涼しい顔を維持したまま、マスクを装着。トイレに行って汗拭きシートで体をぬぐい、爽やかな香りの香水をかけていました。