2022.09.29
# 学校・教育

「母が家に連れ込んだ男」から体を触られ…小学生の娘を襲った「つらすぎる仕打ち」

母子家庭で育った奈々さん(仮名)。幼い頃は、母親、祖母からほとんど放置され、3歳や4歳で留守番をさせられることもありました。しかも母親と祖母はケンカばかり。いわゆる機能不全の家族で幼少期を過ごすことになります。

【前編】「夜中に起こされて…小学生の娘が「実の母、祖母」「義理の父親」から受けた「ひどすぎる仕打ち」」で見た通り、やがて母親はある男性と再婚します。異父弟も生まれますが、両親はその世話をまだ小学校低学年の奈々さんに押し付けたのです。「ヤングケアラー」として生きてこざるを得なかった奈々さんを、さらなる苦労が訪れます。

〔PHOTO〕iStock
 

友人関係に影を落とす

いつの間にか弟の父親と母親は離婚し、奈々さんは下校後弟の世話をする生活になりました。外で遊ぶことはほとんどなく、遊ぶ時は友人に家に来てもらいます。

「小学校2年生くらいまでは友達も弟を可愛がってくれて、それこそ“おかあさんごっこ”で弟を赤ちゃん役にして一緒に遊んだりしていました。でも3年生でクラス替えがあって、そのクラスが結構大人っぽい子が多く『年下となんて遊ばない』的な雰囲気になっちゃったんです」

そこから少しずつ友人関係が変化したといいます。

「3年生の夏祭りの日、放課後に友達と何人かでお祭りに行く約束をしたんです。お祭りだけは弟抜きで行きたかったけれど、母に『弟も連れて行きなさい!』って怒られて仕方なく連れて行きました。案の定友達に『え~、弟も一緒なの』って嫌がられました。

結果、友達は私を無視しました。楽しそうにお喋りしながら歩く友達の後ろを、私は弟の手を引いてただ歩くだけ…すごく自分が惨めで、弟が邪魔だと感じてしまいました。弟は悪くないのに」

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