トレーニングにストイックさを求めるのはもう古い!?

疲労困憊になるまで追い込まなくてOK

1日たった4分足らずの時間で、有酸素性トレーニングと無酸素性トレーニングを同時に行えて、かつ、どちらも最大の効果が得られる夢のようなトレーニング方法が今回オススメする「タバタトレーニング」だ。

世界中の人たちが日々実践しているこのトレーニングの特徴は、「高強度・短時間・間欠的」の3つ。

まじめに取り組むと、わりとハードな運動のため、挫折してしまうかもしれないが、まずは気軽に同年齢の平均値より少ない回数から始めてみよう!

※本稿は田畑泉『1日4分 世界標準の科学的トレーニング』を一部再編集の上、紹介しています

タバタトレーニングは有酸素性? それとも無酸素性?

有酸素性運動(トレーニング)は、有酸素性エネルギーを相対的に多く供給する運動と言い換えることができます。中等度の強度で、長く続けられる運動のことで、長時間走るマラソンのような運動ということです。

一方、無酸素性運動(トレーニング)は、無酸素性エネルギーを相対的に多く供給する運動と言い換えることができます。大きなパワーを出すけれど、それほど長く続けられない運動のことで、速いスピードで短時間だけ走るダッシュや100m走などがそれに当たります。

そこで、タバタトレーニングを詳しく知らない人に、「タバタトレーニングは、有酸素性トレーニングか無酸素性トレーニングのどちらだと思いますか?」と聞くと、「無酸素性トレーニング」と答える人が多いように感じます。

なぜなら、少しでもタバタトレーニングの動画を見たことがある人なら、疲労困憊に至るまでハードに運動している姿を知っていて、「あれほどきついなら無酸素性トレーニングに違いない」と考えるからです。

しかし、正解は、前述したように、有酸素性トレーニングと無酸素性トレーニングのどちらにも高い効果があるものなのです。

人間の体に搭載されているハイブリッドエンジン!?

そのことを説明するとき、著者はハイブリッドエンジンを引き合いに出すことが多いので、ここでもその方法で話したいと思います。

近年、人気のハイブリッドカーには2つの動力源があります。1つは、ガソリンを燃焼させる内燃機関のエンジン、もう1つは、バッテリーを使った電動モーターです。

動き始めるときは電動モーターを使い、巡行に入るとほとんどガソリンエンジンを使い、追い抜くようなときはさらに電動モーターも使う、というように使い分けているのです。

実は、人間の体にもハイブリッドエンジンがあります。ハイブリッドカーのガソリンエンジンに当たるのが有酸素性エネルギー供給機構で、もう一つの電動モーターが無酸素性エネルギー供給機構です。

人間もこれらをハイブリッドカーと同様に使い分けていて、ジョギングをする際、走り始めるときには無酸素性エネルギーを、ほぼ同じスピードで走り続けているときには有酸素性エネルギーを、誰かを追い抜こうとしてスピードを上げるときには無酸素性エネルギーを使います。

【写真】エネルギーを使い分けよう! エネルギーを使い分けよう! photo by gettyimages

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