2022.10.10
# ビジネス

「世界最高峰の格闘ゲーム大会」でも賞金は…「eスポーツ」のリアルなお金事情

「EVO 2022」に行って考えた
近年、大ブームとなっているeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)。ある世界大会では、優勝賞金が20億円を超えるなど、一夜にして億万長者になることも夢ではない。とはいえ、すべての選手が稼げるわけではなく、華々しさの裏にはシビアな一面もあるようだ。プロeスポーツチームを運営する企業で代表をつとめる板垣護氏が、eスポーツのリアルなお金事情を明かす。

eスポーツで何億円も稼げるって本当?

先日、2022年8月5日~7日の3日間、アメリカネバダ州のラスベガスにて、「EVO」という世界大会が開催されました。

ラスベガスといえば、カジノのイメージが強いと思います。

*著者撮影
 

ですが、実は「世界最高峰の格闘ゲーム大会」が開催される場所としてもお馴染みの場所でして、年に1回、世界中から選手が集まってきます。

コロナ禍の影響もあり、過去2年ほどオフラインで開催できずにいたのですが、今年久々に開催されました。

そして、弊社チーム「広島 TEAM iXA(チームイクサ)」に所属する選手も、何人か大会に参戦してきました(私も同行して見学してきました)。

大会結果などは色々な所でニュースになっているので、敢えてここでは触れません。

ただ、意外と大会の賞金周りについてあまり触れられている所がなかったので、メモしておこうかと思いました。

eスポーツ大会の賞金といえば、2021年10月に行われた「Dota 2」の世界大会の優勝賞金は20億円以上! 2019年7月の「フォートナイト」世界大会で優勝して、3億円以上(それぞれ当時のレートで換算)ゲットした16歳が現れた! など、大金をもらえるイメージを持っている人が多いと思いますが、実際の所はどうなのでしょうか?

というわけで、今年の「EVO」の優勝賞金がいくらだったか書いていこうと思います。

我々が参加していた「Street Fighter V Champion Edition」というゲームですと、優勝賞金は「5544ドル」でした。

日本円にすると、大体75万円強でしょうか(便宜的に1ドル140円で換算)。

優勝賞金が一番多かったゲームは「Guilty Gear -Strive-」というゲームで、優勝賞金は「9076ドル」でした。

それでも、日本円にすると大体125万円強ですね。

決して少なくないとは思いますが、思ったよりも多くないな……という印象を持たれる人もいるかもしれません。

過去には優勝賞金が数百万円だった年もあったかと思いますが、いずれにせよ、たまにニュースなどで表記されている「○○億円!」から比べると確かに少ない印象ですよね。

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