岸田総理に自民党の「脱・統一教会」は可能なのか?「政界最後のフィクサー」はこう見ている

安倍晋三元総理の父・晋太郎氏と統一教会のかかわりは? なぜ彼らは自民党に浸透することができたのか? そして岸田政権は本当に「関係を断つ」ことができるのか? 前編【国葬でわかった岸田総理と菅前総理の「決定的な違い」とは…「政界最後のフィクサー」が語る】に続き、政界最後のフィクサーふたりが語り尽くす。

深谷隆司(ふかや・たかし)/1935年東京都生まれ。都議を経て1972年衆院選で初当選し、郵政大臣、自治大臣、通産大臣などを歴任。
笹川堯(ささがわ・たかし)/1935年東京都生まれ。1986年衆院選で初当選し、科学技術政策担当大臣、自民党総務会長などを歴任

統一教会が自民党に入り込むまで

深谷 福田先生の跡を継いで清和会の会長になった、安倍晋太郎先生はどうだったんですか?

笹川 実は福田先生と晋太郎先生は、あまり仲がいいようには見えませんでした。派閥内の基盤が弱い晋太郎先生が、統一教会につけ込まれた部分も、もしかするとあったのかもしれない。

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深谷 整理すると、統一教会というのは当初は「反共の同志」と言って岸先生や良一さんに取り入り、自民党の選挙マシーンとして食い込んだ。自民党が政策面で影響を受けているんじゃないかと邪推する人もいるけれど、逆に統一教会が自民党を利用するために政策に乗っかり、似たような主張をするようになったんだと思いますよ。

笹川 僕も深谷さんも大臣をやったけれど、少なくとも統一教会が陳情にやって来たとか、政策をすり合わせたなんてことは一度もないよね。

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