2022.10.11

結婚相手の「義母」の過干渉に苦しむ、26歳女性に「実母」が放った、壮絶なひと言

吉田 みく プロフィール

結婚について色々とストレスを感じることが増えたミナコさんは、慢性的な蕁麻疹に悩まされるようになった。常にかゆみがあり、心身ともに疲弊していた。そんなミナコさんの様子を心配するでもなく、普段と変わらずゲームに没頭する彼。当然義母に苦言を呈してもらうことはできない。

義母は義母で「嫁になる子だから家に合うように躾けなきゃ」「よかれと言ってあげている」という感が強く、ミナコさんの異変を気づくことはなかった。

ここまで誰にも相談できずにいたミナコさんは、我慢が限界に達する前に、勇気を出して仲が良くない実母へ相談することにした。

「電話で相談したのですが、『あなたが決めたことでしょ!』『それでも一緒にいたいと思って話を進めたのはあなたでしょ!』と責められるばかりでした。たしかにそうかもしれませんが、励ましの言葉も、優しい言葉も一切なく寂しかったです」

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たったの1ヵ月で幸せが崩れた

実母には頼れない、世間体は気になる……、窮地に陥ったミナコさんは突拍子もない考えに至る。”結婚して、もし上手くいかなかったらスピード離婚しよう”でした。今破局するよりも、そっちのほうが手っ取り早い」だ。

「いま考えると責任感もなく浅はかな考えですが、そう考えると気持ちが楽になりました。自分の中で家や車など高額なものを買わない、セックスレスでしたが、子作りもしないようにしようとを決め、結婚話を進めることにしたんです」

 

コロナ禍ではあったものの、親族だけでなく職場の人や友人を招いた総勢60人ほどの豪勢な結婚式を挙げ、その数日後に入籍。周囲から「おめでとう」「ドレス素敵!」などと持ち上げられたこともあり、ミナコさんと夫は笑顔が絶えない新婚生活をスタートさせることができたという。

これまでの不安な気持ちが嘘のように消え、彼との幸せな生活に向けて一歩踏み出したかのように思えた。しかしその笑顔も1か月で消失する。

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