2022.10.14
# 井川意高
106億円熔かした元大王製紙会長・井川意高が断言「昔のようなギャンブルはもうやりません」
前編『「安倍さんは中国美女の接待を必ず断っていた」元大王製紙会長・井川意高が明かす“秘話”』に続き、井川氏がガーシーとギャンブルについて語る。
ガーシーが直面する「壁」
元大王製紙3代目会長・井川意高氏は安倍元総理と長年親交を持っており、その人柄に魅了されてきたという。総理をやめて「キングメーカー」に退いてからも、安倍元総理がいるからこそ自民党に期待している部分があったようだ。
しかし今年7月に起きた事件により、安倍元総理はこの世を去ってしまった。井川氏は今後の政界についてどう考えているのか。たとえば先の参議院選挙で初当選した暴露系YouTuber「ガーシー」こと東谷義和氏とも、井川氏は対談するなど交流があるが……。
「ガーシーさんは『令和のトリックスター』でしょ。本人も言っているように、立派なことをしているとは思わないですけど、ガーシーさんが当選したことはある種の既得権益と戦う姿勢を国民が見せたということだと思います。安倍さん亡き自民党には投票する気がしない人たちが、ガーシーさんを通じて、自民党に抗議しているように見えました」

「ただ、ガーシーさんの暴露でなにかを変えることは現状難しいと思います。というのも、大手マスコミがスクラムで無視をしているので、幅広い年代の人たちにまで拡散しないからです。それは、ガーシーさんをのさばらせるとメディアの存在意義がなくなってしまうと思っているからでしょう。
マスコミ・政治家・企業が組んで、ガーシーさんを敵視している状況ですね。この構図が崩れないと、ガーシーさんの力が発揮されにくいと思います」