2022.10.11
# 相続税

「ボケる前に遺言書を書かせろ!」42歳三女が“遺産3000万円を独り占め”しようとした手口

通常、人が亡くなれば家族が協力して葬儀を行い、遺産相続を行うものです。ところが、2年前に亡くなった吉田ハルさん(仮名・享年75)の場合は違いました。三女(42歳)が長女(49歳)と次女(46歳)に黙って、勝手に母親の遺体を引き取ってしまったのです。なぜ、こんな事件が起きたのか……裏で動いていたのは三女と同居している男性A(44歳)さんでした。

自宅マンションを売却、老人ホームへ

ゆくゆくは三女と結婚し、さらには吉田家の墓を守っていきたい……Aさんはハルさんにこう伝えたという。

そのうえで、ハルさんの老後の面倒を見るために「養子縁組をしたい」と言い出した。ハルさんは快諾、届出はすぐに済んだ。

次にAさんは豪華なパンフレットをハルさんに見せて、「この有料老人ホームに入る資金作りに、マンションを売ろう」と提案。ハルさんはこれまで老人ホームなんて考えたこともなかったのに、信頼するAさんに乗せられて「クリニックまでついているのね」と急に乗り気になったという。

photo by iStock
 

ハルさんが暮らしていた築20年のタワマンの1LDKは、3000万円で買い手がついた。ところが入居予定の老人ホームは人気沸騰中。申し込みだけして空きが出るのを待つ必要があると説明されて、ハルさんはAさんの友人がサーフィン用に借りていた千葉県の別荘に移住することになった。

住環境が急変し、近所に暮らしていた同世代の友人にも会えなくなった。その結果、ハルさんの体調や言動は怪しげになっていった。

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