SPが不測の事態で動けるか?
元大阪府警・警部の門脇浩氏が語る。
「周囲の生徒や教職員に緊張感を与えないためにも、あまり仰々しくないスマートな警護を心がけているのでしょう。
とはいえ、お一人で公道を歩かれている距離がこれだけあると、なにか不測の事態があった際に防御できません。
SPは、最後は自分の身体を盾として要人を守るべく訓練を受けており、それが使命でもあります。しかし、守るべき人とのあいだに距離があっては、いざというときに警護のしようがありません」
皇族が外出する際には常に皇宮警察が中心になって護衛に当たる。悠仁さまのような親王の場合、最低でも2人が付き添う形になる。だが、皇族のなかには大仰な警護体制を好まない方たちも多い。
宮内庁関係者が語る。