アイルランドに留学する「おすしちゃん」
日本人の海外留学者数は、コロナ禍の影響で2019年度から2020年度にかけて10万人から1500人と激減したものの、それまでは年々増えている傾向にありました(2020(令和2)年度日本人学生留学状況調査結果を参照)。
まだまだ海外への渡航に対して規制はあるものの、一部の留学に関しては奨学金などの支援を開始しており、留学への人気は回復していく見通しです。
人気が高まる留学は、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどに毎年多くの日本人留学生が訪れ、日本人留学生が集うコミュニティがあるほどです。
留学生にとって日本人コミュニティに入ることには良い面もありますが、日本人ばかりと交流することになり、語学力が鍛えられない側面もあるそうです。
「周りの人に甘えちゃうので、日本人があまり行かないアイルランドを留学先に選びました。そのおかげでたくさんの国の人と知り合い、仲良くなることができました」
そう話すのは、日本人の留学先としては珍しいアイルランドに留学し、その経験をもとに、日本と海外の文化の違いや海外体験をマンガで発信しているイラストレーターの「おすしちゃん」さん。
アイルランドで30もの国の方たちと交流したことをきっかけに、日本と海外の文化の違いに興味を持ち、今の活動を始めました。
彼女のマンガには、自分の海外留学の体験談だけでなく、今でも交流を続ける海外の友人たちのエピソードも登場するので、様々な視点から日本と海外の違いについて知ることができます。
今回は、そんなおすしちゃんの知り合いのアメリカ人女性が日本ならではの「あるもの」に驚いた話を紹介します。
日本の職場で驚くアメリカ人女性

彼女は日本の高校で英語の先生をしていました。