2022.10.25
# ビジネス
超一流の諜報員は「聞き上手」…ターゲットから情報を引き出す「4つの武器」
ビジネスパーソンにも有益なテクニックCIA(米国)、KGB(ソ連)、MI6(英国)、モサド(イスラエル)、陸軍中野学校(日本)……秘密のベールに包まれた、各国の諜報機関。そこで暗躍する優秀なスパイたちは、どんなスキルや知識を持っているのか? 元防衛省情報分析官で、著書『超一流諜報員の頭の回転が速くなるダークスキル』がある上田篤盛氏によれば、一流の諜報員はみんな「聞き上手」だという。そんな彼らが実際に使っているテクニックを、こっそり教えてくれた。
CIAの諜報員はみんな「聞き上手」
情報を得るためにターゲットと会話することは当然違法ではない。
話題が多い人、おもしろい話ができる人、相手の話に対応できる人は、人の心を引き寄せて、合法的に情報を得ることができる。

諜報員は会話の達人である。J・C・カールソン氏は、CIAの諜報員はジェームズ・ボンドのような特殊な人ではなく、なんの変哲もない普通の人だと言う。
なんの変哲もない普通の人が諜報員になっているということだ。
だが、諜報員にはひとつの優れた特技がある。
それは「話し上手」ではなく、「聞き上手」だということ。
ほとんどの人は、人の話を聞く以上に自分の話を聞いてもらいたいのだ。
だからこそ、「聞き上手」をモットーとする超一流の諜報員の周りには人が集まり、結果として必要とする情報が自然に集まることになる。