2022.10.24
# タワマン # 不動産

湾岸エリアに武蔵小杉…1億円のタワマンを変動金利0.3%で購入したパワーカップルを待ち受ける「ヤバすぎる事態」

2023年、日本の金利やタワマン市況はどうなるのか。前編記事『日本でも金利引き上げ目前のいま、東京で起きている…新築マンション「価格高騰」と新築オフィス空室率「異常事態」のワケ』に続き、お伝えする。

ペアローンを借りた人々が危ない

日本でも2023年4月の黒田東彦総裁の退任以降の利上げは確実だろう。あるいは、急進する円安にたまりかねた岸田文雄政権が、日銀総裁の首を挿げ替えてでも利上げを行うかもしれない。「検討使」と呼ばれる岸田首相がそんな荒業を使うとは考えにくいが、まったくあり得なくもない。

photo by gettyimages
 

いずれにしても早晩、異次元金融緩和は終わるだろう。そのあとで、日本も少しは利上げするはずだ。私は個人的に、2023年は年間で0.5%の利上げではないかと予想している。しかし、これはただの予想である。今のアメリカ並みに年間3%超の利上げだって、決してありえないとはいえない。

なぜなら、1989年の12月に日銀総裁に就任した「平成の鬼平」こと三重野康氏は、3.75%から6%へと就任8ヵ月ほどで計2.25%も金利を引き上げた「過去」があるからだ。結果、当時の平成バブルは急速に萎み、「失われた20年」を招来したと指摘されている。

仮に日本で、2023年中に政策金利が3%も引き上げられたらどうなるのか。おそらく、住宅ローンの返済困難者が続出するだろう。現にアメリカでは、30年固定の住宅ローン金利が6%台に達したのは前編記事でお伝えした通り。日本でも、変動金利はおそらく5%前後まで上がってしまうだろう。

例えば1億円を0.3%で借りている方の月々返済額は約25万円(ボーナスなし)。この金利が5%に上昇すると50万円超に跳ね上がる。これでは、ほとんどの人が返済不能になってしまう。

日本ではもう10年以上も低金利が続いてきた。多くの人はそういった状態が未来永劫続くものと考え、収入に合わせたギリギリの返済額で住宅ローンを借り入れてマンションを買ってしまっている。

特に夫婦の年収を合わせてペアローンを借りた人々が危ない。

SPONSORED