年末に向けて出費がかさむ時期がどんどん近づいてきました。旅行を検討したり、友人や家族、大切な人へのプレゼントや手土産を購入したりと、普段はかからない出費が増えるのもこれからの時期ならでは。そんな時、日頃からもう少し節約しておけばよかったな……と頭を抱えることも。
でも「節約って継続が難しい」、そう思うことはありませんか? 何かを我慢しないといけない、そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。
そこで今回は、「コミックエッセイ劇場」にて、心豊かに楽しみながら送る「年収200万生活」のアイディアを発信し話題を集め、2018年に書籍化も果たしたおづまりこさんの著書『おひとりさまのゆたかな年収200万生活』をご紹介。
今回はその書籍の一部試し読みとともに、どのように節約生活を続けているのか、実際にやってみてどんな効果があったのかなど、おづまりこさんにお話を伺いました。
\『おひとりさまのゆたかな年収200万生活』/
コミックエッセイ/おづまりこ 文/FRaU編集部
今ある年収で、私らしく。

上京して10年、年収約200万円の派遣OLとして暮らしていたというおづさん。お金があればあるだけ使ってしまう暮らしだったそうですが、ある時を境に「月の予算を12万円に決めた」ことで身のたけに合ったやりくりができるようになったとのこと。

コミックエッセイでは、お気に入りの花瓶に花を活けたり、コーヒー豆を挽いてゆったり朝時間をすごしたり、くつしたでおしゃれを楽しんだりと、身近に溢れている出来事や物事を思いっきり味わい楽しみながら、自分らしく心豊かに送る「ゆる節約生活」のヒントを描き、読者から大きな反響を得ています。
とはいえ一番初めから、こんなにも心豊かに「ゆる節約生活」ができたのでしょうか? 著者のおづまりこさんにさまざまにお話を伺いました。

――「節約=我慢しなきゃいけない」というイメージを持つ人も多いと思うのですが、おづさんは初めはどのようなイメージをお持ちでしたか? またこれまで「ゆる節約生活」を送る中で、苦しい気持ちになったことなどないのでしょうか?
「最初に挑戦した時は、やはり『節約=切り詰める』というイメージで、気分が暗くなりやめてしまいました。20代後半ぐらいから『予算の範囲内でお金は使う』と切り替えて、『ゆる節約』を始めました。すると無駄遣いが減ったり、自炊中心になって料理に興味を持ったり、『節約っていいかも』と思うことが増えてきて。今では『ゆる節約』は趣味のひとつ、と思いながらやっています」