新宿歌舞伎町のパーソナルフィットネス「ドラゴンジム」がこの夏、SNSで話題になった。言葉を選ばずに言えば、「キャバクラのようなジム」として少し炎上した。
パーソナルトレーナーが全員美女であることが売りのジムなようで、確かにホームページやSNSの写真などを見る限り、否応なくキャバクラを彷彿とさせる雰囲気を醸している。

美女揃い、半年かけてトレーナーを育成
健康意識の高まりとともに筋トレブームなども追い風となってきたフィットネスジム業界。2013年にライザップが登場し、プロのトレーナーが個別に結果へつながりやすいトレーニングをコーチングする“パーソナルトレーニングジム”も広く認知されるようになった。
「とにかく店舗数は増えた印象ですよね。トレーナーは個人で独立もしやすいですし、そういうパーソナルジムも含めたら、新宿エリアだけでもいま100店舗以上あると思うので。なかなか激戦状態です」と話すのは、「ドラゴンジム」オーナーの三谷さん。
三谷さんは20代の頃から約25年間、水商売を中心に「ホストクラブ以外は、ほぼすべて」の業態で店舗経営に携わってきたベテラン経営者だ。
「バルのような飲食店も経営してきたんですが、いまは後輩に経営を譲り、僕は出資者というかたちです。そんな中で僕自身ずっとジムでトレーニングや身体づくりをしてきて、生活や生き方が変わるような実体験があり、いつか自分でジムをやりたいと思ってきました。ただ、ジム経営がすごく儲かるみたいな話も周りで聞かなかったので、集客が一番のネックになるだろうなと感じていました」(三谷さん)