家で揚げたくない理由を考えた

「揚げ鍋を作ろうと思ったのには、理由があります。揚げ物は外で買えば、家に帰るまでの間に酸化して、少しずつ味が落ちていきます。揚げたてが間違いなく一番おいしいのに、どうして家で作らなくなってしまったのでしょう。家で作りたくない理由を考えてみました。

台所が汚れる、うまく揚げられない、難しそう、油はねが怖い、二度揚げや油の始末が面倒など、いろいろ考えられます。
でも嫌な理由を全部出してみると、これを解決する道具があれば、やってみようとなるのかな揚げ物は揚げたてが一番おいしいですから、家で上手に楽しく揚げられたら一番よねって思えて。そこから揚げ鍋作りが始まりました」

写真:『ちゃんと食べてる?』より
 

フライヤーのような鍋が欲しい

「まずは揚げ鍋の形です。理想はレストランで使っているフライヤーのように、揚げ油の中にかごを沈めて、油の中に浮いている状態で揚げること。けれども底から浮かせば、その分油がたくさん必要になります。
揚げ終わった後のたくさんの油、毎回出てきたら困っちゃいますものね。
制作会社さんとの打ち合わせで、揚げかごをセットにした、フライヤーのように簡単に、でもずっと少量の油で揚げられる鍋を作ってくださいとお願いしました。それにはある程度の深さがあって、下は少しすぼまっている方が油の量が少なくて済みます。それで形が決まりました

深みがあって下方に向かってすぼめた形状したことで少ない油で済む。写真:『ちゃんと食べてる?』より