青木裕子の知育につながる『子育て歳時期』 中学受験のリアルお悩み相談 小学校受験のイマドキ事情 小林さやかのコロンビア教育大学院・留学日 灘→MIT卒の起業家が語る「新しい教育論」 子育ての「選択」大全
FRaU Web FRaU the Earth JAXURY
FRaU web 広告掲載について コンテンツマーケティングについて
TOP
>
偏差値40台から“ほぼ塾なし”中学受験で開成合格…母が編み出した「おうち勉強法」
2022.11.30

賢さ控えめ開成ボーイ・前編

偏差値40台から“ほぼ塾なし”中学受験で開成合格…母が編み出した「おうち勉強法」

偏差値40台から“ほぼ塾なし”中学受験で開成合格…母が編み出した「おうち勉強法」 『偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法』ぎん太/講談社 画像ギャラリーを見る→

子どもの成長は“垂直比較”がポイント

ぎん太さんのお母さんの勉強法のモットーは「なるべく机に向かう時間を短く」、「なるべく楽しい方法で」というもの。しりとり、カルタ、パズル、歌など、楽しい遊びを通して、知的好奇心を刺激しながら、子どもを「学びのおもしろさ」に引き込んでいくスタイルだ。

『偏差値40台から開成合格! 自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法』ぎん太/講談社

ぎん太「先生から見て、僕の母の教育法というのはどうですか?」

柳沢先生「まず、本を読んで、非常に自然体だなっていう感じがしたの。君は3人兄弟なんだけど、それぞれやっぱり個性が違うから。何を与えれば、この子は一番喜ぶだろう、という判断で、いろいろな子育てをやってきたのかなという印象を受けました。僕は長いこと教育関係の現場にいたから、いろんなケースで勉強したけれど、お母さんの場合は、頭で考える部分以外に、本能的なものもあったと思う。子どものことを本当によく見ていて、純粋に子どもが喜ぶ姿を見るのが、楽しくてしょうがなかったんじゃないかな。

本の最初のほうに『他の子どもと比較しても、しょうがないよね』っていう言葉があるけど、あれはスタートポイントとして非常にいいこと。子どもが持っている力というのは、その子なりのものだから。他の子と比べても、まったく意味がない。そうではなくて、子ども本人の少し前の状態と今を比較してみると、あ、こういうふうに成長しているんだなとか、この子はこういう方向に成長したいんじゃないかな、というのが分かる。それを僕は“垂直比較”という言い方をしているんだけどね。植物が上に伸びていくのを見守るように、子どもを見てあげていれば、何か方法は見つかると思う」

SHARE
Facebook
Twitter
URLコピー

RELATED ARTICLES

関連記事