17歳のときの繊細な気持ちを忘れたくない

「17歳の頃のマインドとほとんど変わらない」という藤さんだが、実際にはどんな高校生だったのでしょうか。

「当時、ロックにハマって、中でもエアロ・スミスが大好きでした。ギターをはじめよう! ロックミュージシャンになりたい!って夢を持っていましたね。地元でロックバンドをやっている人たちのところに、友だちと『ボーカルやらせてください!』なんて言いに行ったこともありました。でも、楽器ができないとと言われて、ギターを習いはじめたものの、指の先が固くなって痛くなるのがつらく、当時はすぐに挫折してしまったんですよね(笑)。

でも、その挫折はずっと頭の片隅に残っていて、いつかアコスティックギターを弾けるようになりたい、そしていずれエレキギターを弾きたいという夢がずっと残っていたんです。そんなこともあって、コロナ禍にギターを再び習い始めたんですね。私がギターを習い始めた、とSNSで書いたら驚く方も多かったのですが、実は43年越しの思いだったので、自分の中では17歳のリベンジでもあるんですよ。でも、改めて習い始めて、本当に楽しいです!」

初公開の10代の頃の藤さん。後ろに映っているのは当時いっしょに暮らしていた3匹の子猫たち。写真提供/藤あや子
 

藤さん愛用のギターのひとつは、Official髭男dismのギタリスト・小笹大輔さんと一緒にギターショップに行って選んだものなんだとか。

「大輔さんは、マルオレちゃんがつないでくれた縁なんですよ。猫好きの大輔さんがマルオレちゃんのSNSからDMをくださったんですね。そこから猫友になって、というつながりです。いっしょにギターショップに行ったときに、イラストが可愛い、ギブソン(ハミングバードDOVE)を購入しちゃいました。とっても気に入っています」

さらに9月28日、横浜ビルボードで行ったライブで、藤さんはあいみょんの『裸の心』をカヴァーしました。そのときも藤さんは、「17歳の心で歌います」と透明感がある歌声を披露。藤さん自身大好きな曲で、繊細な心を表現した歌詞が、17歳の頃の自分を想い出すと藤さんはいいます。

ビルボード横浜のライブ前の藤さん。なんだかとっても楽しそうです!写真/藤あや子

「17歳って、精神的には大人なんだけど、でも完全に大人になりきれないというか、ものすごく不安定な時期でもありますよね。私自身も楽しいことも多いけれど、その分傷つくことも多かった……。人を愛することも知る頃でもあって、想いが叶わないといった悲しみとかも経験しました。いい想い出もあるけど、悲しいこともたくさんあって、この状況がずっと続くのかなと悩んでいた時期でもありましたね。

そのときは『今』という時間しか見えないからとってもつらいんですよね。でも、ちょっと時が経つだけで、心が解放されることも多い。私自身も少しずつ解放されて、また挫折があっても解放されて……、という繰り返しで今に至っています。だから、あなたも大丈夫と、と安易には言えませんし、悩みも人それぞれなので簡単ではないですが、ほんの少し見ている世界を変えるだけで感じ方が変わることはとても多いんじゃないかなと思います。

楽しいことも悲しいことも挫折も含めて、色々な感情を教えてくれたのが17歳だったんだと思うんですね。そして、そのマインドは今の中で息づいて、基盤となってくれている。今悩んでいる方がいたら、私もそうだったよ、と心に寄り添いたいなと思うのです」

様々な挫折や苦労を乗り越え、歌手としてデビューして間もない20代の頃の藤さん.。写真提供/藤あや子

今回は藤さんに、内なる「17歳」の自分についてお話を伺いました。
毎月、月末最後の日曜日に藤さんやマルオレちゃんのお話を連載しています。次回もお楽しみに!

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藤あや子 35th Anniversary Live “THE SHOW TIME” Supported by MUSIC ON! TV 11月27日放映

9月28日、初めてビルボードライブのステージに登場した藤あや子さんのステージが、MUSIC ON! TVで放映されます。
詳しくはこちらから
https://www.m-on.jp/program/detail/mon-live-ayako-fuji-2211/