美容エディター界きっての「コスメの目利き」との呼び声の高い森山和子さんが、毎月のお題に合わせて、製品への溢れ出る愛とともに令和の新名品を紹介するビューティ連載。第五回目は、これからの季節に欠かせない乾燥対策ケアアイテムをご紹介します。
ボディケア嫌いの人にも推せるアイテムが登場

正直なところ、私はボディの保湿ケアがとっても苦手。というのも、冬のお風呂上がりはヒーターを付けていても脱衣所がひんやり寒いこともあって、すぐに着替えたいのでどうしてもボディケアはおざなりに(とか言いながら夏も面倒ですっ飛ばしがちですが……)。ただ、今年はすでに乾燥を肌で感じていて、このままだとやばい!と焦り始めました。そんな中、圧倒的に使い心地や利便性など、「使いたい!」気持ちが勝るものが今年は続々と登場しているんです。ボディケアが日課の人も、たまにの人も、全くの人も、興味が沸いた物があればぜひ使ってみてくださいませ!
ベタつかずに潤うオイルがあるなんて(感涙)

ボディケアが苦手な理由として、やっぱりベタつきがかなり上位におりまして。特にオイルとなるとかなりこっくり重めで、なんなら「すぐに服が着れないじゃん!」なんてぶつぶつ文句言ってるタイプなんですが、こちら、アスレティアの新作オイルの使い心地の良さと言ったら、いい意味ですごく裏切られました! 6:4の割合にこだわったという2層タイプは、上段のイエロー部分はサトウキビ由来のスクワランを主軸に、グレープシードやアーモンドなど7種をブレンドした植物のオイル層、下段はグリセリンを主成分としたエッセンス層に。シェイクして使用するんですが、ファーストタッチはまるで水のような軽やかさ! 肌の上をスーッとのびてもっちりするのに、急にサラッとするんですよ! さらに、柑橘が香るハーバルな香りが最高。むくみまで取れそうなほどシャッキリしながら、同時に癒し効果もバツグン。すりガラスのようなボトルは手触りもいいのですが、ここはさすがクリーンビューティを掲げるアスレティア。工場内で出たガラスの破片を90%以上使用しているのだとか。ぜひオイル嫌いの人にこそ試してみて欲しいアイテムです。
全身もっちもち! スネの粉吹きともさようなら‼︎

よく友人たちから「肌が不調なんだけど、何使えばいいの⁉︎」と聞かれることがあるんですが、私は迷わず「とりあえずキュレル使って!」の一言が定番。そうすると大体感謝される、敏感肌にも寄り添ってくれる信頼感のあるブランドだと思っています。そんなキュレルからちょっと面白いものが出たんですよ。お風呂から上がって水に濡れた状態の肌に塗るボディクリームで、なじませた後に水分をタオルで優しく吸い取るというもの。「へぇ〜」と興味本位で使ってみたら、これが結構驚きでした。『湯上がり後から体が乾いていく』という知見にのっとって開発されたもので、確かに以前から肌に水分が残った状態でオイルを塗る人がいるのは知っていましたが、何となくスルーしていた私。今回も「正直、どうなの?」って思ってましたが、コクのあるクリームなのでむしろ馴染ませやすく、垂れることも無し。そしてタオルにも付かず、ちゃーんと潤いの膜が残るのにベタつかないんですよ! そのままパジャマを着ても不快じゃなく、翌日も一日中肌がしっとりしてるなんて凄すぎる‼︎ 毎年冬になるとすねが粉を吹くほど乾燥するんですが、今年はこれで安心。付属のフックで風呂場にひっかけておいてパパッと塗れるところも素晴らしいし、何より脱衣所に出る前のケアなので、苦じゃないところも推せます。何気に無香料というところも魅力的。詰め替え用もあるので継続したケアも叶います。