木ドラ24『花嫁未満エスケープ』(テレビ東京)や、映画『極主夫道 ザ・シネマ』への出演で話題の注目若手俳優・中川大輔さん。俳優としてだけでなく、メンズノンノモデルとしても活躍を見せる中川さんのその素顔は、自分で漫画を描くほどの「大の漫画好き」。実は美大出身ということもあり、公式オンラインショップでは自作のアートも販売するなど、色彩センス抜群でアーティスティックな一面ものぞかせる。

そんな多才な中川さんは、これまでどんな作品に触れ、影響を受けてきたのだろうか。今回、たくさんの作品を読んできた中でとくに印象に残った「イチオシ漫画3冊」とそれにまつわるエピソードや注目ポイントについてインタビュー。お話を伺うなかで見えてきた「ある共通点」とは?

漫画の試し読みとともにお届けしていく。

 

幼いころから漫画が大好きです!

撮影:嶋田礼奈

子どものころからジャンルを問わず色々な漫画を読んでいます。幼いころハマったのは王道バトル漫画。児童館に置いてあった『はじめの一歩』にも夢中になりました。そこからだんだんと読む作品の幅が広がっていきました。最近は、往年の名作やいいと聞いた作品をアプリで読むことも多いですね。

美大に通っていたこともあって、絵がキレイだと思わず手に取りたくなりますね。背景の描き込みが細かいなど、作者のこだわりを感じるとグッときます。今回おすすめしたい作品も、繊細な手描き感が魅力の作品ばかりです。

頑張っていた美大時代の記憶がリアルに蘇る

撮影:嶋田礼奈

とにかく、共感しまくりだったのが『ブルーピリオド』。本当に僕の人生そのまま、という感じなんですよ。

僕も美大受験のための予備校に通っていましたが、読み進めるほどに当時の感情が蘇ってきました。できのよい順に作品を並べたり、ほぼ寝ないで作った力作に対して一言しか講評をもらえなかったり……。講評なし、ってこともありましたね(苦笑)。悔しさも、熱さも、とにかくリアル。僕の青春!って感じです。頑張る力を思い起こさせてくれる作品ですね。

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