さまざまな得意分野を持った子が集まっている学校
ぎん太「開成はいろんな人がいて、なじみやすいなって、すごく思いますね」
柳沢先生「高校になると、1学年400人いるからね。部活の数も多いんだよね。部と同好会を合わせると、70以上もあるわけ。それぞれ好きなやつらが集まる」

ぎん太「みんな、自分の得意としている分野があって、話がすごくおもしろいですね。化学が得意で、大学の研究室に通っている子がいて、いつもいろいろ教えてくれるんですよ。哲学的な考え方を持っている子が、哲学の話をしてくれることもあるし。自分ひとりで勉強していたら、知らないままだったことがたくさんある。そういう子がいっぱいいて、本当に楽しいです。クラスメイト同士で勉強を教え合ったりすることも多いです」
柳沢先生「それはあるよね。英語はあいつに聞くのが一番いいとかね(笑)。あと、試験の成績は悪いんだけど、あいつはものすごく頭のいいやつだ、とか。そういう評価っていうのを、お互いにみんな知っていて。それは先生を含めてそうだよね。だから、それぞれが持っている才能を全面的に出しても、誰からもひんしゅくを買わない」
ぎん太「勉強で分からないところがあったときは、友達だけじゃなく、学校の先生にも、よく質問に行きます。ひとりだけ、じっくり補習してくれたこともあるんですよ」
柳沢先生「開成の先生って、生徒が来ると、本当によく面倒見てくれる」
ぎん太「先生たちは生徒を信頼して、運動会や文化祭など、ほとんどすべての運営を生徒にまかせてくれるんです。めちゃくちゃ大変だけど、やりがいがあって楽しいです。そういうところも、開成に入ってよかったなぁと思います。今は日々、学校の友達や先生から、いい影響を受け続けています」