必ず来る習近平の侵攻…!中国軍と自衛隊が「ガチ」で激突したらどうなる
トマホークで反撃できるのか武装漁民が尖閣を占領
202X年、尖閣諸島に200隻を超える漁船が押し寄せる。それが自衛隊、そして日本国民にとって「悪夢」の始まりだった――。
これは「現実」に起こりうるシナリオである。
漁船には武装した4000人もの漁民(海上民兵)が乗船しており、海上保安庁の監視船の隙をついて、魚釣島に上陸。奈良原岳に中国国旗である五星紅旗を掲揚した。
中国は人民解放軍の関与を否定。そのため、日本は魚釣島に上陸した漁民を実力によって排除できない。元陸上自衛隊東部方面総監で、前富士通システム統合研究所安全保障研究所長の渡部悦和氏が解説する。
「海上民兵といった準軍事組織による作戦は、中国の常套手段です。中国海軍艦艇が直接的に関与していないため、日本側から判断してこの事態は有事ではなくグレーゾーン事態であり、海上自衛隊は手出しできません。

尖閣諸島に上陸した海上民兵を排除するには、大量の警察官などを派遣するしかありませんが、現実的には不可能でしょう。同様に米軍にとっても、準軍事組織による作戦に対応することはできません」
固有の領土である尖閣諸島を実効支配された日本政府は、「海上警備行動」を発令。海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」や最新鋭の潜水艦「たいげい」を当該海域付近に出動させた。いずもは短距離離陸垂直着陸ステルス戦闘機F-35Bを搭載できるように改修された、事実上の「空母」である。
一方、中国の北海艦隊青島基地から、空母「遼寧」を中心とする空母打撃群が出動し、尖閣諸島の北方に展開する。こちらはロシアから購入した戦闘機Su-27やSu-30、そして中国が独自開発したステルス戦闘機J-20(殲20)を搭載し、元級潜水艦を伴って航行してくる。