「世帯年収1000万円」でも節約…昼食は500円以内、時給で働く正社員の「苦労の連続」

平均年収443万円――これでは“普通”に暮らすことができない国になってしまった。ジャーナリストが取材してわかった「厳しすぎる現実」。

平均年収を超えても、その「厳しさ」は変わらない。日本社会の普通にしんどい暮らしの実態とは?

注目の新刊『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』から「東京都・岡本由夏さん(仮名)・44歳・会社員・年収260万円(世帯年収1000万円)」のエピソードを紹介する。

正社員だけど時給、外食はしない

小学生の女の子と保育児の男の子を育てながら大手企業で事務職として働いています。運よく派遣社員から正社員にはなれていますが、なぜか時給で、年収は260万円しかありません。夫の年収が700万円前後なので、家計はなんとかなりますが、自分の収入が少ないままでいいのか、よく考えてしまいます。

コロナが流行してから、外食はしなくなりました。息子がまだ3歳だし、外食するとみんなの食事が終わるまで待てず、飽きてしまって大変。

たまの贅沢は、休みの日に料理するのが疲れたら、家で焼き肉することかな。JRの駅ビルはクレジットカードで「JREポイント」が溜まるので、それで駅ナカのスーパーで割高だなぁと思いながらも惣菜を買ったりするのが、ちょっと気分が良いですね。

娘が「スターバックス」が好きで、ちょっと贅沢しちゃおうかというときは、娘とスタバで特別な時間を過ごす。娘は「スタバ行こー!スタバ行こー!」と嬉しそうにします。仕事と子育てに追われて、いつも時間がないから、そんなに贅沢できる時間もないですしね。

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