共働きの親を悩ませる「小1の壁」の苦しすぎる現実…その苦悩を乗り切る「6つの対策」

「小1の壁」のリアル2

昨今、共働きの子育て世代を悩ませている「小1の壁」問題。これをきっかけに退職したり、働き方を変えて対応せざるをえない人も多い。

民間学童「こどもクリエ塾」代表として、就学前後の放課後問題にも詳しい遠藤奈央子氏(一般社団法人学童ナビ研究所所長)に、「小1の壁」が依然高いと言われる最新事情を詳しく聞いた。

【前編記事】『子どもの預け先がない、働きたいけど退職せざるを得ない…親たちを悩ませる「小1の壁」の苦しい現実』>に引き続き、後編は「退職したケースや乗り切るための対策」について。

小1の壁で退職するメリット・デメリットは?

小1の壁をなんとか乗り越えようと、無理をして働き続けることが正しいとは限りません。自分自身や家族にとって新たなステージと捉え退職をされた方に、退職のメリット・デメリットの本音を聞きました。

【メリット1】子どもとの時間が増える

子どもが小学校へ入学したタイミングで退職を決意する人も多いのが実状です。無理をして働き続けるよりも、仕事から離れるよいタイミングとして、退職を選択するのです。

必然的に子どもとの時間が増えるため、子どもがいる時間の大半は、親子で本を一緒に読んだり、勉強をしたりして過ごすことができます。改めて子育ての仕方を学ぶよい機会として捉えている人も多いでしょう。

 

【メリット2】地域や学校との新たな交流・人脈ができる

退職したことにより、これまでなかなか参加できなかった地域や学校での役員活動に参加する機会が増えることもあります。

PTAなどは、参加することによって自分以外の子どもを見ることができ、担任の先生と話す機会が増え、親同士の繋がりも広がるなど、良い部分もたくさんあります。

地域での交流も増やすことができると、今まで住んでいた場所が全く違う景色に見えるようになることも。これまで見ることのできなかった新たな活動を通して、多くの人と交流する機会が増えることもメリットの1つです。

Photo by iStock.

【デメリット1】家庭の収入減

どちらかが退職すれば家庭の収入は減りますので、これまでの生活をずっと続けることはできません。また、働き方を変えたいと転職活動をしても、オファー金額は前職より減ることもあるでしょう。収入の面でデメリットを感じる人は多いです。

【デメリット2】充実しているようで心が満たされない

収入面をなんとかクリアし、どちらかが退職したとしても、これまでの仕事と比較して「やりがい」や「自身の成長」という点でデメリットを感じる場合もあります。

次に、退職せずに小1の壁を乗り越えるための対策を具体的に6つご紹介しましょう。

関連記事