2022.11.13
# ライフ

結婚した相手がLGBTだとわかったら……新しい夫婦の形を考える

妻も子供も愛しているがやっぱり…

カトリックの家に育って

今年8月、人気タレントのりゅうちぇるがLGBTであることを匂わせ、法的婚姻関係を解消し事実婚に切り替えたことが話題になった。最近では、事実婚の増加に加え、様々なセクシャリティーの垣根を超えて法的婚姻関係を結ぶ「友情婚」も増えている。まさにパートナーシップの多様化の時代だ。

厳格なカトリックの家庭に育った聡さん(仮名・55才)の結婚のかたちを見てみよう。

聡さんのご両親は厳格なカトリック信者。聡さんも幼少期に洗礼を受け、休日には家族全員で教会へ出かけていた。

高校卒業後はデザイン専門学校へ進学し、その後はテーブルコーディネーターとして活躍。結婚式や著名人のパーティーなどで引っ張りだことなり、25歳で独立した。26歳の時に、知人の紹介で知り合った実業家の女性と意気投合して半年で結婚。結婚後すぐに2人の男児にも恵まれ、誰もが羨むパワーカップルとなった。しかし聡さんはずっと違和感を感じながら人生を歩んできたという。

Photo by gettyimages

「妻のことはとても愛していますし、大切な存在です。でも、時折どうしても男性に目が行ってしまう自分がいる。その度に目を逸らしてきたんです。カトリックでは同性愛は罪。両親も、“一般的な幸せな家庭”を僕に期待していました。だから絶対違うんだと自分に言い聞かせ続けてきました」

 

聡さんは180センチ超えの長身で細マッチョ、手脚もすらっと長くスーツが抜群に似合う。まつ毛も長く目鼻立ちが整っているイケメンで、終始柔らかい笑顔がとても印象的だ。

聡さんは、幼少期から男児が興味を持つような車や電車、ヒーローごっこには全く興味がわかず、2人の姉とのままごと遊びや、キッチン用品、ファッションに夢中だった。かと言って女装に興味があるわけではなく、あくまでも自分の性は"男性"と自覚している。

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