2022.11.13
# 学校・教育

大学生が勉強しないのだから日本経済の基礎体力低下は当然のこと

特に最近10年の凋落は著しい

日本の学生は、活動時間の4分の1しか勉強・研究に充てていない。アルバイトの時間より少ない。これでは、日本の研究能力が低下してしまうのも当然だ。大学生が勉強しないのは、勉強・研究の成果を企業が賃金面で評価しないからだ。

勉強と研究には、1週間に10時間未満

日本の大学生は、勉強していない。「全国学生調査」(文部科学省、国立教育政策研究所)に、その実態がはっきりと表われている。

by Gettyimages

文系学部の大学4年生の場合、1週間の授業出席時間は、「5時間以下」が62%を占める。授業出席時間がこのように少ないのは、文系学部だけのことではない。学部別に見て、あまり大きな差はない。人文68%、社会68%、理学・工学69%、農学69%だ。

卒業論文や研究に費やした時間は、1週間でどれだけか?

 

これは、分野によってかなりの差がある。人文、社会では、3分の1から半分の学生が5時間以下しか費やしていない。それに対して、理学・工学、農学では、3分の2以上の学生が16時間以上を費やしている。

以上をまとめると、文系では、大多数の学生が、授業出席と卒業論文・研究に、1週間で10時間以下しか使っていないことになる。1週間の活動可能時間を、土日も含めて50時間程度と考えれば、学生が本来なすべきことには、その5分の1しか使っていないのだ。

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