2021年4月に結婚したバービーさんの夫・つーたんさんによる連載「僕の妻は”女”芸人」。インスタのDMをきっかけに飲みに行くことになり、デートを重ねるようになってフラれながらも告白、そしてお付き合いがスタート。その経緯とバービーさんとのやりとりを率直に伝えてくれています。

連載第10回では、バービーさんの実家へ交際と同棲の報告を兼ねた挨拶も済ませ、幸せな同棲生活を過ごしていた2人の間で、未来について会話することが増えていった頃のエピソードをお伝えします。これまで結婚に対してポジティブな印象を持っておらず、現実的にあまり考えたことのなかったつーたんさんですが、バービーさんとの日々を過ごすうちに気持ちに変化が……⁉︎

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将来に目を向けた会話が増えた

僕らは平凡で温かな日常を積み重ねていった。「バービーちゃんと一緒にいたら毎日楽しそうだね」僕と彼女の関係を知る人からは、よくそんなことを言われた。確かに毎日笑いが絶えず、楽しい。

しかし周囲のみんなが想像するような突拍子もない生活を送っているわけではない。彼女は家の中で不必要にお尻を出すこともなければ、部屋着も衣装のように派手な配色のものは少ない。ごくごく一般的な着心地重視の部屋着で大切にお尻をしまって幸せな日常を過ごしていた。

写真提供/つーたん

会社員の僕と芸能人の彼女の同棲生活もすっかり馴染みはじめた頃、自然と2人の未来について会話することが増えていった。付き合いたての頃から色んな話をしてきたが、将来こんな家に住んでみたい、こんな仕事をしたい、かなり気が早いが老後の過ごし方など、将来に目を向けた会話が増えていった。

僕らは外食好きという共通点も併せ持っており、よく外食に出かける。

「明日も朝早いから、今日はサクッとご飯を食べて帰って来ようね!」

彼女がそう前置きする日に限って、彼女はストッパーを外す。はしごで散々食べて飲んだ後に、スナックで歌いカロリーを消費する。彼女は大黒摩季さんから、あいみょんさんまで幅広いジャンルを攻める。そして胃に僅かのスペースができたら、〆のラーメンを流し込んで未明に帰宅。

そんな外食デートの最中も、どちらかが歌っている時以外はずっと2人で喋っている。真面目な話から他愛もない話まで、まるで遠距離恋愛のカップルかと思うほどに話が尽きない。そして人目を若干気にしつつも、しっかりとイチャイチャしている。店員さんからも、本当に仲良しですね、とよく声をかけられた。

未明の酔っ払いかーたん。写真提供/つーたん