2021年4月に芸能人であるバービーさんと結婚したつーたんさん。同棲生活をスタートさせて幸せな毎日を過ごしていた2人。そして、「これから先もずっと一緒にいたい」という気持ちをお互い抱きながら、未来についての話をたくさんするようになります。今まで結婚について現実的に考えたことのなかったつーたんさんが、バービーさんと一緒にいることでその意識に変化が訪れたことを前編【「結婚」を敬遠していた僕が、バービーと同棲して気持ちが変わった3つの理由】で綴っていただきました。

後編では、「人生で初めて、結婚したいと思うようになった」というつーたんさんが、バービーさんとたびたび結婚にまつわる話をするように。けれど、結婚のカタチに対する2人の意識に違いがあり、何度も話し合うけれど議論は平行線のまま……ついに、つーたんさんに限界がきてしまった日のことを振り返ります。

前編【「結婚」を敬遠していた僕が、バービーと同棲して気持ちが変わった3つの理由】こちら▶︎

 

彼女と噛み合わない結婚にまつわる話

僕は、彼女とこれからの人生、ずっと一緒に歩んでいきたい。
人生で初めて、「結婚したい」と思うようになった。

その頃から2人で「結婚」にまつわる話をするようになった。僕が気にしていたのは、時期と2人の関係性を周囲にどのように公表するか。この2点だった。しかしこの件に関する話し合いだけは、なぜか彼女と話がうまく噛み合わなかった

「どういう形を取るかにもよるよね……籍を入れないという選択肢もあるじゃない?」

彼女の言葉の意味がよくわからなかった。籍を入れない選択肢が、ある……? 僕が勝手に舞い上がっていただけで、かーたんは結婚まで考えていないという意味なのかな。いや、そういうわけでもなさそう。なんだか論点が明らかに嚙み合っていない。

僕はこれまで結婚そのものに積極的ではなかったので、結婚に関してあまりにも情報不足で無知。パートナーと人生を共にすること=「結婚・入籍」。それ以外の選択肢など知らなかった。正確には、マジョリティが全て。その他を選択肢として捉えていなかったのだ。

「私も、つーたんとこれから先ずっと一緒にいたいと思っているよ。でも籍を入れるにしてもどちらの姓を名乗るのか、選択的夫婦別姓にまつわる法案の成立を待つのか、籍を入れずに事実婚、色んな選択肢から考えておきたいな。籍を入れても入れなくても私達の愛や絆は変わらないと思うんだ」

彼女の口から出た具体的な単語について、その後スマホで調べてみたら、世の中には僕が知らない選択肢が転がっていた。長いこと選択的夫婦別姓の法案が見え隠れしていることや、事実婚やパートナーシップの実態を知り、入籍はあくまでも選択肢のひとつにすぎないと知った。これまで自分事として認識していなかっただけなんだ。

彼女と話し、自身でもさまざま調べて行くうちに、僕が結婚に対してどこかモヤモヤを抱えていた理由のひとつとして、結婚にまつわるジェンダー問題も絡んでいたことに気がついた。だからこそ事実婚を選択した僕たち2人を想像しても、大きな違和感はなく意外にもしっくりきた。

そして僕は、どんな選択をするにしても、2人なりの答えを出したいと思っていた。ある種ケジメをつけたいといった気持ちに近いかもしれない。

一方、彼女の気持ちとしては、今、同棲していて毎日がとても楽しく幸せ。もう夫婦であり、家族だと認識している。そこにあえて形を設けることで、愛が形骸化して愛情の本質を見失ってしまうのではないか。そう話していた。

写真提供/つーたん