2022.11.15

66歳の女性が青ざめた…「叔母からの2億円の相続」に大失敗、「遺言作成のしかた」を後悔したワケ

生涯を独身で過ごし、子どもも持たなかった上野保代さん(87歳)は、自分の介護などに尽くしてくれた、姪の千鶴さんに遺産を全額わたしたいと思っています。

専門家である著者のもとに相談にきた保代さんは、【前編】「「本当は2億円もらえるはずだったのに」、66歳の女性が青ざめた…「遺産相続」に大失敗した理由」で見た通り、公正証書遺言を書くことにしました。しかしその後、思いがけないことが起きてしまいます。

突然の入院

保代さんのご都合も聞き、2週間後に公正証書遺言を作成することにしました。

作成日に向けて、あとは遺言の中身(文面)を詰めていくだけです。

それから3日ほどして、千鶴さんから私のもとに電話が入りました。

「昨夜から叔母(保代さん)がまったく何も食べなくなって、意識がもうろうとしている感じなのです。話もできないし、これから急遽病院へ連れていきます」とのことでした。

〔PHOTO〕iStock
 

翌朝、「叔母は入院することができました。意識もあり、何とか会話もできますが、やっぱり何も食べないし、状態がよろしくありません。もう自署はできないし、公正証書遺言の作成を最短のスケジュールでお願いしたいと言っています」と、千鶴さんは慌てています。

(公正証書遺言は、遺言者が公証役場に出向くことができない場合には、公証人が、遺言者の自宅や病院等に出張して作成することが可能です)

しかし、恐れていたことが起きてしまいました。

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