2022.11.12
# 学校・教育

資産は1億円超…「県のPTA連合会」の「疑問が募る運営」に、松山市のPTA連合会が退会を決めたワケ

長島 ともこ プロフィール

市P連として何ができるかを考え続けた

単PのPTA会長をつとめながら、2017〜2019年には、松山市P連の副会長、2020年に会長に就任した河崎さん。

コロナの流行が拡大し、学校は休校や分散登校、学校行事も中止・縮小があいついだ時期でしたが、「こんなときだからこそ、PTAが動きを止めてしまったら、子どもたちも保護者も歩みが止まってしまうと思いました。そこで、松山市P連では、単P同士の情報共有を行う会長会は、オンラインやハイブリッドを活用して開催。子どもたちのために何ができるかについて対話を重ねました」(河崎さん、以下カッコ内は河崎さんの発言)。

松山市では、キャリア教育の一貫として、松山市P連、公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団が主催となり、市内の小学4年生から中学3年生を対象に「キッズジョブまつやま」というイベントを2014年から毎年開催しています。

「市内の公共施設に1500人くらいの子どもが集まり、企業さんやさまざまな職業の方の協力のもとで職業体験ができるイベントです。2020年度はコロナの状況を鑑み、やむをえず現地開催は中止にしましたが、子どもたちになんらかの形で職業体験させたかったので、協力企業さんに動画撮影に回らせていただき、市P連のホームページ上に『オンライン版キッズジョブまつやま』を公開しました」

 

さらに、コロナでの臨時休校中、子どもたちのインターネットやスマホの使用時間の増加を懸念し、市内の保護者に子どものインターネット、スマホ使用についてのアンケートをとり集計結果をHPで報告。専門家を招き、「保護者・子どもを考える子育て・ネット問題」をテーマにオンラインでシンポジウムを開催するなどの活動も行いました。

「世の中全体が閉鎖的・後ろ向きになっていく流れの中でしたが、市P連の行事を中止にしたものはひとつもありません。コロナの拡大が続き、学校ではいろいろなことができなくなってしまいましたが、市P連としてできることはたくさんある。子どもたちが楽しめること、保護者としてやるべきことを考えながら取り組みました」

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