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小林さやかのコロンビア教育大学院・留学日
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ビリギャル・小林さやか、34歳で米国大学院に留学…再び“ビリ”になる道を選んだ理由
2022.11.18

ビリギャルが、またビリになった日

ビリギャル・小林さやか、34歳で米国大学院に留学…再び“ビリ”になる道を選んだ理由

ベストセラー本『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴・著/KADOKAWA)で話題になり、『映画 ビリギャル』(2015年)のモデルにもなった小林さやかさん。大学卒業後はウエディングプランナーとしての仕事を経て、教育学の研究のために大学院に進学。これまで教育に関する全国での講演活動やイベントの企画運営など、多岐にわたる活動を精力的に続けてきた彼女が、2022年秋からコロンビア大学の教育大学院で学んでいる。

FRaUwebでは、多くの生徒や教師、親と交流するなかで「教育」における子どもと大人の関わりの大切さを改めて感じ、32歳で大学院留学を決意した小林さんに連載をしていただいている。今回は11月16日に発売になった小林さんの新刊『ビリギャルが、またビリになった日 勉強が大嫌いだった私が、34歳で米国名門大学院に行くまで』(講談社)にあわせて、社会人になってから大学院留学を決意するまでの経緯や書籍発売に至るまでの過程を率直に綴っていただいた。

『ビリギャルが、またビリになった日 勉強が大嫌いだった私が、34歳で米国名門大学院に行くまで』小林さやか/講談社

毎日、出口が見えない迷路のようだった

先日中間テストが終わり、もう早1年目の秋学期も折り返し地点を過ぎた(早すぎて震えている)。ニューヨークに越してきて4ヶ月が経った。毎日必死で生きている。

書籍カバー撮影日、コロンビア大学教育大学院にて。PHOTO/AKIRA YAMADA

先日、ふとこんなことを思った。「あれ、そういえば私、今悩みが何もないな」って。もちろん、「ああ、この論文まじで何言ってるかわかんなくてむかつくから破り捨てたいなあ」とか「ああ、今日もクラスメイトが何言ってるかわかんなかったなあ(遠い目)」なんかは、毎日数え切れないくらいある。

しかし、これらは私の中では「悩み」には入らない。なぜなら、出口がどこにあるかがはっきりしているからである。進むべき道がはっきり見えているものは、私の中で悩みにはならない。しかし、この留学を決める前のわたしは、それはそれはなんだか随分と悩んでいた。

毎日、出口が見えない迷路をぐるぐると回って、一生出られないんじゃないかという気にさえなった。人と自分を比べて落ち込んで、未来が見えないことを怖いとも思った。「うまく言語化できないけど、なんか、なんとなく、このままじゃいけない気がする」が、当時の私の悩みを最も適切に表す表現かもしれない。こんなふうに、もう毎日ああでもないこうでもないと頭をぐるぐるさせていた。

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教育研究者
小林 さやか

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴・著)の主人公であるビリギャル本人。1988年3月生まれ、名古屋市出身。中学、高校で学年ビリを経験し、高2の夏に小学4年生レベルの学力しかなかった。当時の全国模試の偏差値は30弱。中学時代は素行不良を理由に何度も停学になり、学校の校長に「人間のクズ」と呼ばれたことも。高2の夏、塾講師・坪田信貴氏との出会いを機に、日本最難関レベルの私大、慶應義塾大学の現役合格を目指すことになる。結果、1年半で偏差値を40上げて、複数の難関大学のほか、慶應義塾大学に現役で合格を果たした。卒業後は、ウェディングプランナーとして従事し、その後フリーランスに転身。講演、学生・親向けのイベントやセミナーの企画運営など、幅広い分野で活動中。2019年4月より、教育学の研究のため大学院に進学、21年に修士課程を修了。また2020年1月、YouTubeにて『ビリギャルチャンネル』を開設。学生・先生・親、すべての人に送るエンタメ教育番組を、配信中。2022年秋から米国コロンビア教育大学院にて、認知科学の分野で研究予定。

 

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