北海道を震撼させる凶悪ヒグマ「OSO18」…!捕獲作戦に参加したハンターが打ち明ける「化け物じみた生態」

週刊現代 プロフィール

被害が繰り返される異例の事態

巨大な牛も仕留める、恐るべきパワーによる被害は拡大し続けた。標茶町役場・農林課林政係の担当者が語る。

「オソとみられるヒグマに襲われた牛は、標茶と厚岸を合わせるとこれまでに65頭にも上ります。そのうち半数近い30頭が死亡しているのです」

これまで放牧地に入り込み、牛を襲うヒグマはまったくと言っていいほど確認されてこなかった。同じヒグマが連続して牧場へ被害を出していることも異例の事態だ。

OSO18に襲撃された牛(写真提供/佐々木牧場)OSO18に襲撃された牛(写真提供/佐々木牧場)
 

多くの牛が犠牲となっている状況で、町や猟友会も手をこまねいていたわけではない。例年、オソによる被害は牛の放牧が始まる6月以降に固まっている。活動が活発化する前に標茶・厚岸両町は年明けから10基を超える箱罠と15基の監視カメラを設置し、オソによる被害を未然に防ぐべく動いてきた。

だが、オソの捕獲にはつながらなかった。巨大で獰猛なだけでなく、人間の追跡を振り切る用心深さも兼ね備えているためだ。

これまで3年間にわたり被害を出していながら、オソだと思われるヒグマの目撃例はわずか1例しか報告されていない。

監視カメラに姿を捉えられたことすら、たった2回だ。

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