北海道を震撼させる凶悪ヒグマ「OSO18」…!捕獲作戦に参加したハンターが打ち明ける「化け物じみた生態」

週刊現代 プロフィール

人間の行動を学習する

「当初、危険を感知する能力に長けたオソは我々の行動を察知し、森に身を隠したのだと思いました。ですが、奴は大胆な行動に打って出たのです。

警戒を始めて7日目の朝、時間通りに我々が現場に到着すると、なんと牛の死骸が、もとあった場所から無くなっていた。オソが近くに現れたに違いない―。全身に緊張と恐怖が走りました」(前出・猟師)

警戒に当たった猟友会員らが確認したところ、牛の死骸は約30m離れた場所に引きずられていた。

写真提供/佐々木牧場写真提供/佐々木牧場
 

だが、注意して見渡しても、肉眼で見える範囲にオソの姿はなかった。同じ猟師が続ける。

「まだ近くの茂みに潜んでいるかもしれない。最大限の注意を払いながら周囲を捜索したのですが、オソの姿を捉えることはできませんでした。

思えば、この日も雨が降っていました。天候もそうですが、オソは私たちがどの時間帯に警戒に当たっているのかを学習し、隙を突いて再び現れたのだと思います。奴は私たちが気付いていない間も、遠くから人間を観察していたはずです。

そして私たちが一旦持ち場を離れる深夜に姿を現した。鳥獣保護管理法により、我々が日没から日の出までの時間は発砲ができないことを知っているかのような行動でした」

「週刊現代」2022年11月19・26日号より

後編記事『甚大な被害を出し、人間を嘲笑うかのように挑発…!最恐ヒグマ「OSO18」の捕獲が今年も困難である「深刻な理由」』では、OSO18が今後もたらすであろうさらなる脅威と、捕獲が困難である理由に迫っていく。

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