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“タワマン世帯”が中学受験に参戦……首都圏中学受験が人気を博す「4つの理由」
2022.11.17

令和の中学受験2 短期連載(2)

“タワマン世帯”が中学受験に参戦……首都圏中学受験が人気を博す「4つの理由」

“タワマン世帯”が中学受験に参戦……首都圏中学受験が人気を博す「4つの理由」 写真はイメージです。Photo by iStock 画像ギャラリーを見る→

2022年におこなわれた首都圏中学入試の「私立・国立中学校の受験者総数」は過去最多を記録した(首都圏模試センター調べ)。第一志望の学校に合格できるのは男子で「約4人に1人」、女子で「約3人に1人」ともいわれ、活況を呈する首都圏の中学入試。いま業界では2025年度にそのピークを迎えると囁かれているという。

中学受験指導の世界で28年間の経験を持つスタジオキャンパス代表の矢野耕平氏が上梓し、昨年刊行し大ヒットした『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)に続く新作『令和の中学受験2 志望校選びの参考書』(講談社+α新書)では、少子化が進行しているにもかかわらず、首都圏の中学受験が過熱しているその理由を4点挙げられている。すでに話題となっているこの作品の中から注目章を、筆者本人により一部加筆訂正の上、11月16日から23日まで毎日連載、今回は2回目です。

理由1:中学受験は大学受験動向に影響を受ける

全8回にわたり令和の中学受験事情についてお届けする短期連載、第1回目(『中学受験、第一志望合格は4人に1人…「中高一貫校」志願者が増え続ける理由とは』)では、具体的な数値データを示して、昨今の中学入試の激戦ぶりについて言及しました。

なぜ、首都圏の中学受験はこんなに盛況を博しているのでしょうか。よく考えれば、日本は少子化の進行が著しいことが問題視されていますから、中学受験人口の増加を不思議に思う保護者もいることでしょう。

中学受験が人気を博す要因について、わたしが考えていることを4点に分けて説明していきます。

まずは「大学入試改革・大学入試定員厳格化」を挙げることができます。

政府の教育再生実行会議、文部科学省の中央教育審議会などが議論を積み重ねた結果、2020年度より従来の「大学入試センター試験」が廃止され、新たに「大学入学共通テスト」が始まりました。従来の「知識偏重型」の入試から「思考力・判断力・表現力」などを見る内容への変更を目指したものです。

さらに高校生が新学習指導要領下で学び終える2024年度より「大学入学共通テスト」の実施科目や内容が一部変更になります。たとえば、「情報」という新科目や、近現代(おもに18世紀以降)の世界と日本の歴史を扱う「歴史総合」といった科目の登場はその一例です。

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AUTHOR
矢野 耕平

1973年、東京生まれ。中学受験指導スタジオキャンパス代表、国語専科・博耕房代表取締役。大手進学塾で13年間勤務の後、2007年にスタジオキャンパスを設立し、代表に。自らも塾講師として、これまで27年にわたり中学受験指導を行っている。主な著書に『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文芸新書)、『旧名門校VS.新名門校』(SB新書)、『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)がある。

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