2022.11.20

林真理子が「ママ友」から“パシリ”をさせられて、心の底からしみじみと学んだこと

野心を持つことの大切さを説き、46万部の大ヒットとなった林真理子『野心のすすめ』(講談社現代新書)。

このたび、それ以来9年半ぶりの新書となる『成熟スイッチ』(同)が発売され、大注目を浴びている。

ここでは、著者の林さんが「人間関係の変化」について感じてきたことをご紹介しよう。

“パシリ”をやって学んだこと

人生が場面転換をしていくたびに、人間関係はどんどん移ろっていきます。

たとえば私の場合、「ママ友」たちとはだんだん疎遠になっていきました。娘が幼かった頃は情報を得るためだったり必要に迫られてつき合っていましたが、そういうふうに便宜上つき合った人とはいずれ離れていく。今は、被災地のボランティアを一緒にやって親しくなった二人のママ友と親交があるぐらいです。

ママ友たちとの社交は、私にいろいろなことを教えてくれました。

経験者の方はよくご存知だと思いますが、ママ友というのは子どもがまだ小さくて、送り迎えも必要な幼稚園時代がもっともつながりが強い。子どもが年長・年中・年少であれば年長のママがいちばん威張っていて、年少のママがいちばん身分が低いというヒエラルキーの構造になっています。私は超高齢出産だったのでもともと普通のママたちより随分年をとっていたのですが、年長のママから、

「コーヒー買ってきて」

と言われて、若いママと一緒にスターバックスに買いに走ったりしていました。