2022.11.21

「童貞バツイチ」男性が怒りに震えた…極度のマザコン妻と過ごした「悲惨な夫婦生活」

鎌田 れい プロフィール

すると、リサの母親が出て、困惑したような声で言った。

「なんだか昨日の深夜に『これからそっちに帰る』と言って、12時過ぎにこっちに来たの。それで、今日はずっと『もう離婚したい』の一点張りなんですよ。いったい何があったんですが?」

何があったのかは、こちらが聞きたいくらいだった。結婚した時から、体に触れようとすると、スルリと逃げていく。たかひこは、これまで恋愛経験のない自分がうまくリードできないことを責めていたし、恥じていたし、不甲斐ないと思っていた。ただ男として、相手が嫌がることはしたくないと我慢してきたのだ。

だから無理強いはしなかったのに、挙句が一度も体に触れさせず、深夜勝手に実家に帰って、「離婚したい」だと?

指輪を買い、新居の契約し、家財道具や家電を揃えた。上場企業に勤め、同世代の男性よりも年収は高かったが、それでも一介のサラリーマンだ。結婚生活を軌道に乗せるために、いったいいくら使ったと思っているんだ。散財した金額は大きい。

「離婚したいって、意味がわかりませんよ。りさを電話口に出してもらえませんか?」

語気を荒げていうと、りさの母親は言った。

「今、近くに住むお友達の家に行っているの。帰ってきたら、電話させるわね」

ところが、りさから電話がかかってくることはなかった。そして、りさが二度と家に戻ってくることもなかった。

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離婚への話し合い

数日後に、弁護士の名前で、内容証明郵便が届いた。離婚通知書だった。そこには、こう記されていた。

・通知人は、あなたとの離婚を望んでいる。

・離婚に同意できない場合は、裁判所に調停を申し立てるので対応してほしい。

・今後は、通知人本人、親族、職場などにはいっさい連絡をせず、すべて弁護士にしてほしい。

あまりにも一方的なやり方に怒髪天を突き、封筒に記されている弁護士事務所に電話をした。受付嬢から担当弁護士に繋げてもらうと、一気に捲し立てた。

「どういうことですか。離婚の通知書が送られてきても意味がわかりません」

そして、お見合いから交際に入り、これまでに至る経過を捲し立てた。

「そうですか。ご事情はわかりました。ただこちらは代理人なので、もしも同意できない場合は、調停を申し立てていただくことになります」

「わかりました。こちらとしては少し考えます」

冷静に電話を切ったつもりだったが、全身が怒りで震えていた。

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