2022.11.22

「総額650万円」の結婚式を挙げた「貯金250万夫婦」が、深刻な修羅場を迎えたワケ

黙って借金した結果…

一生に一度のイベントである結婚式だが、多くの夫婦を悩ませているのが費用の問題だ。田中晃さん(28歳・仮名)もその一人であり、新婦・遥香さん(27歳・仮名)の希望を全て叶えるにはとても貯金が足りない。そこで昭さんは、彼女に黙ってこっそり両親に借金を申し込むが、これが大きなトラブルを巻き起こしてしまう…。

【前編】『「総額600万円」の結婚式じゃないと絶対にダメ…年収500万新郎があきれた「新婦のワガママ」』に引き続き、新婚夫婦によくある金銭トラブルの実例を紹介しつつ、解決策を考えてみたい。

Photo by iStock
 

黙って親から借りた結果

遥香さんの希望をできるかぎり叶えてあげたい、もうケンカしたくないという気持ちで、晃さんは遥香さんに黙って、両親に結婚式費用の一部を負担してくれるようお願いした。両親は快く承諾してくれたという。

「遥香に黙っていたのは、彼女がとにかくピリピリしていたので余計な心配をかけたくなかったからです。それに、彼女は地方出身で大学時代から一人暮らしをしていて、実家暮らしのぼくに対して『お坊ちゃんだと、苦労がなくていいよね』と思っていたみたいでした。『親に借りる』と伝えて変に怒らせるよりは、こっそり親から借りてぼくが少しずつ返した方がいいや、くらいに思っていました」

そこで晃さんは遥香さんに、「黙っていたけど、子どもの頃から貯めていた定期預金がある。自分の好きに使っていいお金だから、それを切り崩して結婚式の費用にあてよう」と嘘をついた。遥香さんは大喜びだ。

「そこからは自然と、お金周りのことはぼくがやることになりました。だから彼女はそれ以降、細かい金額の内訳にはノータッチです。『あれをやりたい』『これもやりたい』という彼女の願いを全部叶えた式になりました」

SPONSORED