日本記念日協会によると、11月19日は「いい育児の日」。さらに11月22日は「いい夫婦の日」。1年の中でも、11月は家族や身近な存在との関係性を省みるきっかけを与えてくれる日が多い。では……11月25日は何の日?

正解は「先生ありがとうの日」。幼稚園児・保育園児を育てる世帯向けのメディアが起案して2013年に認定された記念日で、「ありがとうを1125(イイニコー=言いに行こう)」という覚えやすい日付になっているとか。そこに乗っかる義務や義理はなくても、大切な子どもを預かってくれる先生との信頼関係を強化するためには、日頃から気持ちを言葉にして伝えることが大切だったりする。

そこで注目すべき存在が、お笑い芸人の横澤夏子さん。2人の娘が通う保育園の「連絡帳」に書いた文章をInstagramで公開しており、その内容が秀逸。日常の些細な出来事がユーモアと愛情に満ちた表現で綴られており、全国の働くママから共感の声が続出。わずか数行の育児記録でも先生との“絆”を深められる可能性を示しているが、本人はどんな意気込みでペンを走らせているのか? 独自の連絡帳に隠された子育ての信念に迫るインタビューを前後編でお届けする。

 

横澤さんに火をつけた「先生のコメント力」

横澤夏子さんのインスタグラム@yokosawa_natsukoより

お笑い芸人として働きながら(現在は基本的に9時から17時まで働いている)、2歳の長女と1歳の次女を育てている横澤夏子さん。今年4月13日にInstagramで公開された長女用の連絡帳には、こんな文章が書かれている。

「公園に行きたい! と言われた時に即答で『行かない!』と言うとぐずるので、腕組みをして『う~ん』と考えてから『行かない』と答えた方が誠意が伝わると思いよくやっているのですが、夕ご飯を出した時に、腕組みをしながら『う~ん、食べない!』と言われ、な・ん・で・だ・よ!! と思いました(笑) くやしいです…」

見事なフリとオチ。育児が狙い通りにならないことを嘆きつつ、それを楽しい出来事として振り返る姿勢もステキ。「面白すぎる!」「この連絡帳を毎日読める先生が羨ましい」と、コメント欄には子育てに奮闘するママだけでなく現役保育士からも絶賛の声が多数寄せられている。

「もともと娘が通っている保育園の先生のコメントが面白かったんですよ」と、横澤さんが連絡帳に力を入れるようになったきっかけを語ってくれた。

「毎日、園内での娘の様子を伝えてくれるのですが、例えば『今日はジャングルジムとおままごとに大忙しでした』と書いてあって。単純に行動を記録するだけだったら最後の部分は『行ったり来たりしてました』になりそうですが、それを『大忙しでした』と表現してくれるだけで、娘が夢中になっている姿が手に取るように分かるし、すごくワクワクしてしまって。その先生のコメント力に感動して、私もそれに応えなければいけないと思っています」