2022.11.20

飲食店の客数大幅増加! しかし、経営はむしろ厳しくなる

外食産業を襲う新たな3つの問題点

絶好調、客足戻る

新型コロナウイルスの第8波が懸念されるものの、今のところ政府は、厳しい行動規制は行わず、結果的に経済活動の再開を優先させる姿勢を取っている。むしろ全国旅行支援などを実施することで、新型コロナの拡大を招いたとしても人流拡大を積極的に後押ししているとすら言える。

by Gettyimages

国民の多くも2年以上にわたる巣篭もりに辟易としていたから、かつてほど重症化せず死亡率も低くなった新型コロナを恐れるよりも、行動を再開する衝動にかられている。第8波はその結果とも言える。

都内の飲食店には一気に客が戻ってきた。お酒が入ったビジネスマンがマスクなしで大きな声で会話する光景も見られるようになった。すっかり定着したアクリル板の仕切りを取り外すように求めるグループも増えている。我慢が限界だったその反動と言った感じだ。

さすがに会社の飲み会や二次会などはまだまだ自粛だが、深夜まで店を開くバーなどにも客足が戻っている。

外食産業の動向を調査している日本フードサービス協会の調査でも客足の戻りは鮮明だ。

ファーストフードやファミリーレストラン、居酒屋、レストラン、喫茶など全体の2022年9月の客数は前年同月比109.9%。売上高も119.7%と大幅に増えた。1年前の9月は感染拡大の影響で営業自粛などが求められていた。

 

特に居酒屋・パブなどは店を閉じていたところも多い。居酒屋・パブの9月の客数は前年同月比378.3%という「異常値」になっているのはこのためだ。客が使う金額も大きく増えており客単価は1.5倍。売上高も568.8%つまり5.7倍にまで拡大している。

これらの数字は全国旅行支援などが本格化する前の段階なので、10月はさらに絶好調な数字になるだろう。

SPONSORED