うつ病と診断されたIT企業男性…37歳妻が慟哭「すべてが夫中心の生活が続く中、思わぬことで私の心の糸はプッツリ切れました」

石川 結貴, 週刊現代 プロフィール

「いいよ、もう死んでくるから!」

里佳子さんのサポートで夫は10ヵ月で復職できたが、1年後に再びの体調悪化に見舞われる。主治医の勧めで二度目の休職中だが、この間、里佳子さんの心身も少なからずダメージを受けてきた。

精神的な病気の回復に時間がかかることは理解しています。ずっと『夫が一番つらいんだから』という気持ちで支えてきました。ただ夫が何を考えているのか、どうするつもりなのか、全然見えなくてつらい。私のほうもストレスのせいか抜け毛がひどくて、どんどん追い詰められています

遠慮がちに「調子はどう?」と尋ねても、夫は「よくわからない」としか言わない。

それ以上の話を振ると、「俺をバカにしてるのか。いいよ、もう死んでくるから!」と声を荒げたりする。夫の本心ではない、病気のせいだと言い聞かせても、あまりの態度につい涙がこぼれるという。

 

娘は中学受験をあきらめたし、今の状況では息子も無理でしょう。私だけでなく子どもたちも犠牲になっているのに、夫は自分のことしか頭にないのかなと。いつまで耐えればいいんだろうかと、心のどこかで限界だなって感じちゃうんです

夫のつらさを受け止めるばかりで、自分のほうは「はけ口」がない。将来への不安、経済的な問題、子どもへの影響、今後の夫婦関係、さまざまな難題を抱える里佳子さんは、「もうくじけそうです」とうなだれた。

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