うつ病と診断されたIT企業男性…37歳妻が慟哭「すべてが夫中心の生活が続く中、思わぬことで私の心の糸はプッツリ切れました」

石川 結貴, 週刊現代 プロフィール

3歳の息子もストレスを感じて……

3歳の息子を持つ由奈さん(仮名・37歳)は、「冷たい人間と思われるでしょうけど、すぐにでも夫のもとから逃げ出したい」と苦しげに話した。夫(39歳)はIT企業のシステム開発職、2年前にうつ病と診断されている。

もともとこだわりが強く、人間関係も苦手なタイプの人です。職場のゴミ箱の位置が気に入らないという理由で大騒ぎし、周囲とトラブルを起こしたこともあります。だからうつ病と診断されたとき、ああやっぱり、と妙に納得しましたね

 

休職し、通院治療をはじめた夫は「自責感」が強かった。激しくふさぎ込み、由奈さんともほとんど会話をしない。主治医から「言動に注意し、目を離さないように」と言われたため、由奈さんはすべて夫中心の生活を送ろうと決めた。

でも現実はそんな甘いものじゃないです。買い物に行きたくても夫をひとりで留守番させられない。ネットショッピングを利用しても、外に出られない、夫をひとりにさせられない、何かあったらどうしようというストレスは想像以上でした

さらに悩ましかったのは、当時1歳を過ぎたばかりの息子のことだ。思いきり外遊びをさせてやりたくても、近所の公園にさえ連れていけない。保育園への入所も検討したが、由奈さんが仕事をしていないことを理由に申請が通らなかった。

息子もストレスを感じたんでしょう。ひどい夜泣きや癇癪がはじまり、それに影響されて夫のほうもどんどん滅入る。もちろん私だって悲惨な気分です。家族全員が不眠や食欲不振に苦しんで、まったく笑いのない毎日。正直、一家心中を考えたほどでした

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