うつ病と診断されたIT企業男性…37歳妻が慟哭「すべてが夫中心の生活が続く中、思わぬことで私の心の糸はプッツリ切れました」

石川 結貴, 週刊現代 プロフィール

ギリギリの選択だった

今、双方の実家を交えて離婚の話し合いを進めている。「もう少し時間をくれ」、そう懇願する夫に同情や不憫な思いも沸き起こる。

「こんなときこそ夫婦で力を合わせて」「子どものことを考えれば、両親がそろっていたほうがいいに決まってる」……そんなふうに繰り返す実家の親の声にも心が揺れる。

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それでもプッツリ切れた心の糸が修復できるとは思えない。そもそもなぜ夫ばかりが労わられ、自分のほうには忍耐や努力が求められるのか、つい理不尽な思いに駆られてしまう。

私だって苦しんだ。支えも助けもほしかった。このままでは自分がダメになるし、子どもとの人生を守るためのギリギリの選択なんです

夫を支え切れず、困難な現実から逃げようとする弱さは、「誰に言われなくても自分でよくわかってる」と話す由奈さん。夫の苦しみに思いを馳せ、それでも終わりの見えないつらさに打ちのめされたとき、妻の心もまた壊れそうになっていく。

※個人のプライバシーに配慮し、取材内容の一部を改変しています。

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